[化学]受験生、夏の過ごし方

お久しぶりです。枡見(マスミ)です。
皆さん,元気でお過ごしでしょうか。
マスミはどうにか休講を出さずに予備校の前期を終えることができました。
健康第一です。どんなに受験勉強が大変でも,食事と睡眠だけはきちんと摂りましょうね。
できればお風呂もしっかり入りましょう。夏は暑いからね。
さて,今回は夏の過ごし方について書きましょう。

計画を立てよう

まず,夏に何をやるか計画を立てましょう。
勉強の計画を立てるときは以下の2点に気をつけてください。

①時間配分を決める。
②余裕と柔軟性を持たせる。

 

計画の立て方①時間配分の決め方

受験生が計画を立てるときには,
基本的に「伸びしろが大きい科目」「配点が大きい科目」を重視しましょう。

理系の受験生はつい理科の勉強に偏りがちになるんですが,冷静に考えて現在90%得点できる科目の得点率を95%にするよりは,60%を80%にする方が楽だしトータルスコアも伸びますよね。「数学と理科は大得意,だけど英語はからっきし」じゃダメなわけです。

もう一点,意外と志望校の配点を把握していない受験生は多いですね。
あんまりこういう戦略めいた話は好きじゃないんですが,受験で勝つためには全体の5%しか配点がない科目よりは20%ある科目の方に力を入れるべきです。いまいちど,自分の志望校の配点をきちんと確認してください。

何を優先して何を後回しにするべきか。
漠然と不安にかられて勉強しないように。

計画の立て方② 余裕と柔軟性を持たせよう。

身も蓋もないこと言いますが,勉強にかかる時間なんて予想がつかないもんです。勉強していく中で「新しいことが分かった」と同時に,「分かっているつもりだったものが分かってなかった」ってことが次から次へと出てくるのが普通なんです。

だから,あんまり緻密な計画を立てる必要は無いんです。

「英単語は1日〇〇個」「数学は〇〇題」といった感じで,最低限,確実に実行できるラインを決めておいて,あとは「フリータイム」にしておけばいいんです。フリータイムは勉強してもいいしアイスを食べてもいい。そうすれば,少し気持ちも楽になるでしょ?

復習の仕方


なんといっても夏にやるべきは前期の内容の総復習です。

と言っても,何をもってして復習ができているのかという線引きが難しいと思いますので,化学の場合でいくつか目安となる段階を挙げておきますね。

① 用語・法則を説明することができる。

まず,その単元に登場する用語や法則をきちんと自分の言葉で説明できるようにしましょう。

これは“なんとなく分かっている”では駄目です。
きちんとした説明を,主語と述語をはっきりさせた文章で書けるようにしましょう。


② その単元に関する単純な問題を解くことができる。

「硝酸カリウムの溶解度は60℃で110g/水100gである。60℃の硝酸カリウム飽和水溶液100gには硝酸カリウムが何g含まれるか。」

といった,1つの単元の知識だけを運用すれば解けるような基本問題は一通りできるようにしましょう。

 

③ 入試問題のような複合問題を解くことができる。

実際の入試化学では

「気体の溶解度+状態方程式」「熱化学+化学平衡」「中和滴定+反応速度」…

といった複合問題との戦いがメインになるので,これらは少し難しめの問題集や入試の過去問を使って知識の運用の仕方を身に着けていきましょう。

 

④ 初見の題材でも既知の内容と合わせて理解することができる。

これは東大や京大といった最難関大学を受験する人向けの話ですが,これらの大学では高校生がこれまでに見たことが無いような物質や現象が題材になることがあります。

ただし,問題文をしっかり読めば高校の教科書の知識と上手く掛け合わせれば正答が導けるようになっています。じっくりと腰を据えて考えてください。「見たことがないからできません」は卒業しよう。

 

⑤志望校の過去問を見てゴールを設定する

人によって①~④のどの段階から復習を初めて,どの段階をゴールと設定するのかは様々だと思います。

まず,現在の自分の学力と志望校までの距離を知るには,志望校の過去問を見るのが手っ取り早いと思います。(もちろん,志望校の問題が過去問通りの難易度であることは保障できないですが…。)

それでは皆さん,よい夏を。

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