首都圏の予備校・塾・学内予備校に出講中。
講義ではテキトーそうな雰囲気を醸し出しつつ,「なぜそうなるのか?」を一つ一つ丁寧に積み上げる。ごく稀に化学愛をぶちまける。科学史と甘いものとネコが好き。
直前期が最も伸びる…?
皆さんこんにちは。枡見(マスミ)です。
お久しぶりです。
更新,サボってたわけじゃないんですよ……たぶん。
センター試験が終わり,いよいよここから私大・国公立二次試験と,受験が押し寄せてきますね。ちょうど今日予備校の壁にこんな卒業生からのメッセージが貼ってあるのを見かけました。
「直前期が最も成績が伸びる!!頑張れ!!」
これ,受験生を勇気づけるためでもなんでもなく,
本当にその通りなんですよ。
受験指導者の目線で見て「正直なところ厳しいだろうなぁ…」と思っていた受験生が,予想を覆して合格を勝ち取ってくるという場面は,毎年日本中で見られる光景です。よく指導者は「開花した」とか「覚醒した」とか表現したりします。
ただし,これには条件がいくつかあるように思えます。
覚醒する条件①ーー愚直な努力の積み重ね
1つ目は,これまで愚直に努力を積み重ねてきていること。
知識をストックし,それを問題を解く中で結びつける経験を積んでいることなしには,開花もなにもしようがありません。
覚醒する条件②ーー振り返る
2つ目は,きちんと振り返りをすること。
入試本番,解けなかった問題があったら,
次の大学で出題されたときには確実に解けるようにしよう。
センター試験で解けなかった問題はもう解きなおしましたか?
同じテーマの問題が明日の試験で出るかもしれませんよ?
「お願い…出題しないで…!」と神頼みするよりも,
「もう大丈夫!同じの出てこい!」という状態にした方が良いに決まっているでしょう。
いま君たちにできることは,1つでも解ける問題を増やして,合格する確率を上げることです。
覚醒する条件③ーー途中で投げ出さない
最後に,勝負を途中で投げ出さないこと。
受験シーズンは長い。
過ぎてしまえばあっという間だけど,
戦っている最中はとにかく長くしんどいものです。
でもそれは他の受験生も一緒。我慢比べ。
投げ出したら負けです。
問題が解けずに失敗して落ち込んだり,途中で不合格通知が届いて,心が挫けそうになることもあるかもしれません。
それでも,明日のために今できることをやりましょう。
私大がダメでも国公立で勝てばいいじゃないか。
前期がダメでも後期で勝てばいいじゃないか。
そういう心意気で試験に臨みましょう。
あとは体に気をつけて。
読み終わったら画面を閉じてペンを持ちましょう。
君の受験に幸運を。