こんにちは、羽場です。
今回は、2023年3月にZ会から刊行される拙著『スマートステップ 現代文』と併せて使うことをお勧めしたい参考書・問題集をご紹介します。
※2023年1月時点の情報です。
なお、『スマートステップ 現代文』が発売された後は、「補講」と題して各章・各節ごとの補足記事を公開します。
補足記事を通して本書の内容をより深めていくので、本書に取り組みながら読んでいただくとより効果的です。
ぜひ併せてご覧ください。
目次
『スマートステップ 現代文』を補いながら次のステップへ
『スマートステップ 現代文』は現代文の「入門書の入門書」として学習法・読解ルールを1冊で解説しています。
この1冊をやり通すことで現代文学習の基礎を形作ることができはずです。
さまざまな知識も要求されますし、いつまでも基礎に止まっているわけにもいきません。
本書を補う参考書・問題集も活用しながら、より高いレベルで現代文の学習を進めていきたいところです。
『スマートステップ 現代文』と併せて使いたい参考書・問題集
『スマートステップ 現代文』の第1章で現代文の学習法を確認した後は、本格的な現代文学習をはじめましょう。
その際に取り組むべきものは大きく分けて3つ。
- 語彙・読解の前提となる知識
- 文学史
- 読解技術
それぞれの段階で活用できる書籍をご紹介します。
とはいえ、今回ご紹介したものは一部に過ぎません。
この記事を目安にしつつ、自分に合うものを探してみてください。
語彙・読解の前提となる知識
年間通して取り組みたいことの一つが、語彙の強化と各頻出テーマについてのイメージを持つことです。
この分野に関しては以下の2冊をお勧めします。
②イラストとネットワーキングで覚える 現代文単語 げんたん 改訂版(いいずな書店)
語彙は一朝一夕に身につくものではないので、意識的に取り組み続けてください。
文学史
直前期に暗記すればよいと考えてしまいがちな「文学史」の学習にも早めに取り組んでいきましょう。
読解技術
『スマートステップ 現代文』の第3章は問題演習編です。
そこで、第3章に進んだときに難しく感じて心が折れそうに感じる人もいるかもしれません。
そんな人は、第2章にもう一度取り組むか、場合によっては第2章の学習をした後、一度『船口のゼロから読み解く最強の現代文』に取り組んだ後、再び本書の第3章に戻るという学習が有効です。
『スマートステップ 現代文』の次に使いたい参考書・問題集
『スマートステップ 現代文』の学習を通して現代文学習・読解の基本を身につけたら、次のステージへと進んでいきましょう。
ここでは、次のステップとして取り組むのにおすすめする参考書・問題集を3タイプに分けて紹介していきます。
「共通テストしか使わない」という人に向けたものはいずれまた別の記事でご紹介します。
- typeα 参考書を使ってもう少し自信をつける
- typeβ 基本的な問題集で少しずつ力をつける
- typeγ 本格的な問題演習で確かな力をつける
typeα 参考書を使ってもう少し自信をつける
本書の「読解ルール」だけでは不安だという人は、もう一冊参考書に取り組んでみるのもよいでしょう。
その場合、『池上の短文からはじめる現代文読解』をお勧めします。
この1冊を終えたら、typeβやtypeγに進んでいきましょう。
typeβ 基本的な問題集で少しずつ力をつける
一つひとつ着実にステップアップしていきたい人には『新・現代文レベル別問題集』シリーズをお勧めします。
特に高1・2生はここから進んでいくと良いかもしれません。
typeγ 本格的な問題演習で確かな力をつける
『スマートステップ 現代文』の学習を通して基本を身につけた後、同じZ会から出ている『正読現代文』シリーズに取り組んでみるのもお勧めです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、丁寧にやりこんでいくことで盤石な力をつけていくことができるはずです。
『スマートステップ 現代文』書籍情報
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『スマートステップ 現代文』予講 | |