日本史の既習範囲を定着させるために受験生が取り組みたい復習法

こんにちは。
今回は既習範囲の復習法についての紹介です。

夏休みも終わり、日本史の学習がかなり進んだ受験生も多いと思います。
しかし、日本史の学習範囲が増えれば増えるほど、既習範囲の知識の抜けが気になるのではないでしょうか。

「いったん立ち止まって前の範囲を復習した方がいいのではないか」と思う方もいるかもしれません。

今回はそのような悩みを持っている方に向けて、

  1. 「通史学習」と「既習範囲の復習」の割合
  2. 既習範囲を定着させるための復習法

を紹介します。

今回の記事を読むことで、2学期の通史学習と既習範囲の復習を迷うことなく進めることができると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

日本史の通史学習と既習範囲復習の割合

どんなに日常学習を頑張っていたとしても、学習範囲が増えれば増えるほど、前に学習した範囲の知識を忘れてしまうことがあるでしょう。
そこで、既習範囲の定期的な復習をすることをおすすめします。

既習範囲の復習をすることで、知識の抜け漏れを防ぎ、苦手範囲の早期克服にもつながるでしょう。

日本史の通史学習は11月中に終わらせる

しかし、1点注意点があります。
既習範囲の復習に力を入れすぎてしまい、まだ学習していない範囲の通史学習がおろそかになってしまうのは問題です。

以前の記事でも紹介していますが、日本史の通史学習は11月中に終わらせることが理想です。

▼参考:日本史学習は4分割して考える——日本史、1年間の学習指針

日本史学習の最優先課題は未習範囲をできる限り早く終わらせること

日本史学習の最優先課題は未習範囲をできる限り早く終わらせることです。

11月までに通史学習がある程度終わる目途が立っている方は通史学習と同時並行で既習範囲の復習を行いましょう。
逆に既習範囲の復習をすることで、通史学習が遅れてしまう場合は、まずは通史学習を最優先で進めてください。

11月後半に通史学習を終えることができれば、約2か月半を過去問演習に充てることができます。

以下の記事で、過去問演習をやりながら、既習範囲の復習・実力をつける勉強法を解説していますので、今は既習範囲を気にせず、通史をなるべく早く終わらせることに注力してください。

▼参考:日本史の実力をつけるために受験生が取り組みたい過去問演習3つのポイント

日本史の通史学習と既習範囲の復習は8:2で行う

では、通史学習と既習範囲の復習を同時並行で進める場合は、どのくらいの割合で時間を割けば良いのでしょうか。

個人的には、通史学習:既習学習=8:2くらいの割合で進めるのが良いと思います。

毎日、日本史の勉強をやっている方は1日~2日程度既習範囲の復習をする日を設定するのがおすすめです。

既習範囲を定着させるための日本史復習法

次に具体的な既習範囲の復習法を紹介しましょう。
この既習範囲の復習で重要なのが、計画です。

無鉄砲になんとなく学習を進めても効果的な復習はできません。
しっかりと既習範囲の復習の計画を立てましょう。

計画の立て方と復習の手順は以下の通りです。

  1. 11月後半まで何週あるか確認
  2. 週ごとに復習範囲を割り当てる
  3. 演習を中心に復習する

上記のような形で、まずは週ごとに既習範囲の復習箇所を割り当てましょう。

割り当ててみるとかなりのペースで進めないといけないことがわかると思います。
全範囲の復習が難しい場合は、自分が特に苦手意識をもっている範囲を中心に割り当てていくのも良いでしょう。

日本史の既習範囲は演習中心で行う

既習範囲を全て理解→暗記→演習でやるのは非現実的ですから、既習範囲は演習中心に行ってください。

基本は普段使っている問題集を再度解いてみるのがおすすめです。
間違えたものは特に苦手なものでしょうから、周辺知識を含めて確認、暗記をしましょう。

問題集をやり切っているなら、よりハイレベルなものに挑戦する

もし、すでに夏休みなどで問題集をやり切ってしまっている場合は、今使っている問題集より少しハイレベルなものにチャレンジするもの良いと思います。

どの問題集が良いか迷っている方は、以下の記事で紹介している3冊の問題集から自分の使っている問題集よりハイレベルなものを選んでみてください。

▼参考:【志望別】受験生が日本史学習で活用したい参考書・問題集

おわりに

今回は既習範囲の復習法を解説しました。
通史学習との学習時間の割合に気を付け、演習をやりながら、苦手な範囲を1つ1つ潰していきましょう。

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