日本史の近代政党史は「系図」が鍵!受験生が取り組みたい効果的な学習法

こんにちは。

今回は「近代政党のまとめ方・覚え方」を紹介します。
政党史はテーマ史の中でも特に差のつくテーマです。

政党名がコロコロ変わるからどうやってまとめればよいかわからない。
政党をどうやって覚えればよいかわからない

今回はそんな悩みを持っている受験生に特に役立つ内容になっています。
ぜひ、最後まで読んでいただき、周りに受験生に差をつけてください。

近代政党は自分で「政党の系図」を作って整理する

最初は政党のまとめ方について解説しましょう。

政党を覚えることができない最大の理由は、合流や分裂が多く、どのタイミングで切り替わるのかがわかりづらい点にあります。

そこでおすすめしたいのが、政党の系図を自分で作成してみるということです。

教科書にも政党の系図が掲載されていますが、受験ではほとんど出題されない政党なども掲載されているため、自分が勉強した政党のみをまとめた系図を作っていましょう。

まとめる時は以下の点に注意してください。

政党をまとめる時の注意点
  1. 学校や予備校などで扱った政党のみに絞る
  2. 党首も学校や予備校などで扱った人物のみ書く
  3. 合流や分裂のきっかけを調べて書く

 

特に3が重要です。合流や分裂のきっかけは、政党名を教科書や用語集を調べれば簡潔にまとめられています。
これを簡潔に書いておくだけで、政党の切り替わりのタイミングを覚えやすくなるはずです。

補足:政党の系図をまとめる時間がない人へ

まとめる時間がない人やうまくまとめられるか自信がない人は、『流れがわかる 日本史Bテーマ史ノート』(山川出版社)の政党史の部分を活用すると良いでしょう。

空欄形式になっているため、インプットにも活用できると思います。

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近代政党は日常学習で出てきたところで覚えていく

次に近代政党の覚え方です。

基本的に政党はまとめて覚えるのではなく、日常学習で出てきたところで覚えていくのがおすすめです。

実際の入試問題でも、政治史の中で政党が出てくることが多く、単に政党の順番を覚えていればそのまま得点が取れる問題は限られています。
そのため、①で紹介したまとめも日常学習で出てきた政党を少しずつまとめていく方が効果的です。

日常学習で少しずつ覚えていき、その都度前に出てきた政党の復習をしながら順番を覚えていくと良いでしょう。
そうすれば、新しい政党が登場するたびに前に出てきた政党を反復学習できるので、定着していくはずです。

多くの受験生がまず政党の順番だけ一生懸命覚えますが、それは非効率です。
このサイトでも日本史の暗記は繰り返しが重要と何度も解説しています。

受験で出題される形式に合わせて暗記をし、自然と繰り返し学習ができる仕組みを作っていきましょう。

どうしても不安な人はテーマ別問題集に取り組む

上記の方法で政党史の学習は問題ありませんが、どうしても定着しているか不安な方は政党史が掲載されている問題集に取り組むのも良いでしょう。

『攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実戦』に政党史の問題が掲載されています。
政党史含め頻出テーマの問題に取り組みたい方には特におすすめです。

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問題集や過去問で政党の問題が出て間違えてしまった時には、再度自分が作った政党の系図に戻り、覚えなおしましょう。

自分がなぜ間違えてしまったのか自己分析することも大切です。

単純に忘れていたのか、似た政党名(例えば、憲政党・憲政本党・憲政会)のため混同していたなど、自己分析することで自分がどこに苦手意識を持っているのかが明確になります。

おわりに

今回は政党のまとめ方や覚え方を解説しました。

日常学習で出てきたところで少しずつ覚える、新たなものが出てきたらその都度前に出てきたものも復習しながら覚えるという方法は、前近代の天皇や将軍などの系図対策にも有効です。

ぜひ、応用してみてくださいね。

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