皆さんこんにちは。
世界史学習は順調でしょうか。
世界史の単元の中でも、特に苦手意識を持ちやすいのが中国史です。
と漏らす受験生も多く見てきました。
もちろん日本史ほどではないものの、世界史においても漢字からは逃れられません。
中国史のウエイト自体も世界史全体におけるかなりの部分を占めてきますので、しっかりとした対策が必要です。
今回はまず中国史の学習法の全体像について扱いたいと思います。
目次
中国史対策①中国の歴史に興味を持つ
日本人にとっては、日本と同じ東アジアで起きた出来事を学ぶ中国史は、西洋史と比べると本来は馴染みやすいものではないでしょうか。
たとえば映画から入ってみるのもおすすめです。
(例1)香港映画を活用してみる
有名な香港映画などには、過去の中国を舞台にした作品も多く、Amazonプライムビデオなどで手軽に楽しむことができます。
そうすると、「世界史の授業で扱った時代だとどの辺りが舞台なんだろう」という疑問が湧いてきて、もっとその時代を勉強したいという意欲にもつながったものです。
これらは「ザ・歴史モノ」というよりは、ジャンル的にはアクションやホラーなので、なんとなく歴史モノを敬遠しがちという人には入り口としておすすめです。
(例2)YouTubes動画を活用してみる
どうも中国史にアレルギーを持っていると自覚している人は、まずは興味本意で良いので、こういったコンテンツに触れてみましょう。
中国史対策②特定の時代のマニアになってみる
中国史の全体は膨大ですが、特定の時代、たとえば「唐に関してはクラスの誰にも負けない自信がある」という風に極めてみるのも面白いです。
その時代の問題なら、共通テストや私大の入試問題は言うに及ばず、難しい論述問題も解けてしまう状態に仕上げてしまうのです。
そして不思議なもので、一つの単元を徹底的に磨いたら、その前後の時代も気になってくるものです。
そうやって「自分のフィールド」を拡張していくのがおすすめです。
中国史対策③常に全体を意識する
この対策としては、常に中国史全体を見渡しながら塗り絵のように攻略していくことがおすすめです。
事前に一覧表をコピーしておき、暗記ペンで重要語を消して記憶する「暗記用」と、定着済みの事項にチェックを入れる「確認用」の2種類を用意するとなお良いでしょう。
中国史対策④問題演習を徹底する
これは中国史に限りませんが、最終的に世界史を得点源にするためには、問題演習が欠かせません。
現在ではやや入手しづらくなりましたが、中国史に特化した問題集もあります。
山川出版社の『分野別世界史問題集(1)東アジア』です。
手に入りやすいものだと、『イチから鍛える世界史 必修編』(学研プラス)がおすすめです。
いかがだったでしょうか。
中国史の攻略なくして世界史の攻略はありません。
ぜひ頑張って得意分野にしてくださいね。