「辞書的な使い方」にとどまらない、世界史用語集の活用法

皆さんこんにちは。
世界史の学習は順調でしょうか?

多くの受験生が持っている世界史の参考書に「世界史用語集」がありますよね。

世界史用語集は、ぜひ日常的に活用してほしいツールです。
分からない用語を調べて理解することに始まり、最終的には中身を読み込んで説明文の内容ごと記憶してしまうのがおすすめです。

こうした学習は、特に高度な正誤判定問題が出題される難関私大の入試対策に有効です。

「辞書的な使い方」にとどまらない世界史用語集の活用法

世界史用語集は単なる辞書的な使い方をするだけではもったいないです。

辞書的な使い方にとどまらない世界史辞典の活用法

ひと通り通史の理解が済み、基本的な用語も覚え、問題集も解いた状態なら、さらに一段階上の知識を積み上げるために世界史用語集は打ってつけです。

解説文を読んで知らなかった情報があれば、マーカーを引いてチェックしていきます。
その後、該当箇所だけを繰り返し読み、記憶を確かなものにしていきましょう。

あくまで歴史の正確な理解をした上で取り組む

これは恐ろしいほどの実力が付きますが、学習の最初の段階から手を出すことはおすすめしません。

あくまで歴史の正確な理解が前提です。
用語と用語のネットワークがしっかりしている状態でないと「解説文を覚える」のは苦痛でしょう。

用語集をこのように完全に自分のものにした時、受験世界史の征服は間近です。

もちろん、並行して出題形式別のトレーニングも大事です。
とはいえ、どんな形式の問題に取り組むにせよ、大前提となってくるのは豊かな知識です。

その意味で世界史用語集の暗記は王道とも言うべき世界史学習かもしれませんね。

世界史用語集を使って論述の練習をしてみる

また、世界史用語集を使って論述の練習をしてみるのもおすすめです。

世界史の論述対策の序盤は、100字未満の用語説明から練習をしてみると効果的です。
その時にも用語集が大活躍します。
見出し語を見て、用語の解説文を書き出してみましょう。

自分がどれだけ理解しているかも一目瞭然です。

世界史辞典は使った方が良い?

世界史用語集が世界史の受験勉強にとって必要なことは言うまでもありません。
ただ、たまに次のような質問を受けることがあります。

「世界史辞典って使った方がいいですか?」

おそらく受験生で世界史辞典まで購入する人はほとんどいないでしょう。
ですが、受験生が使っている電子辞書には、世界史辞典も数種類収録されていることが多いです。

そのため、自分の電子辞書に入っている辞典は使うべきかという疑問が生じたのでしょう。

世界史辞典を無理に使う必要はない

結論から言うと、受験生が「世界史辞典」を無理に使う必要はありません。

種類にもよるのですが、世界史辞典は書かれている内容が専門的すぎて受験勉強にはオーバーワークになりがちです。
ただし、以下に示すように、用語集と比べて収録語数は桁違いに多いです。

したがって、

「用語集に載っていなかった用語についてどうしても知りたい」
「用語集の説明だけでは物足りない」

という場合のみ、辞典を頼ってみるのも良いでしょう。

世界史辞典の収録語数
  • 『角川 世界史辞典』(角川書店)→14000項目
  • 『山川 世界史小辞典 改訂新版』(山川出版社)→9400項目
  • 『旺文社 世界史事典 三訂版』(旺文社)→7200項目

ちなみに多くの受験生が使用している山川出版社の『世界史用語集』は5600語となっています。

世界史用語集の収録語数

その他にも、有名な用語集では以下の3冊がありますね。
それぞれ収録語数はこのようになっています。

世界史辞典の収録語数
  • 『詳解 世界史用語事典』(三省堂)→8200語
  • 『五訂 必携世界史用語』(実教出版)→7700語
  • 『改訂版 必修世界史B用語集』(旺文社)→6700語

このように「選択肢」が多くあるのは確かですが、結局のところ、受験生が購入して学習の核にするなら山川出版社『世界史用語集』一択です。

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解説文の分かりやすさに加え、2022年3月に発売された最新版には、学習に便利なアプリも付いてきます。

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おわりに

いかがだったでしょうか?

今回は世界史辞典や用語集にまつわる疑問にお答えしました。
用語集を最強の相棒として、受験世界史を攻略しましょう。

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