時に身を任せながら生きていけば必ず何かが起こってくる
――生きていく上で大切にしていることはありますか?上原:
大事にしているのは異常なほどのポジティブ思考ですね。
日頃から生きていく中で色んなシチュエーション含めて物事の捉え方を全部ポジティブに変換しています。嫌なことがあっても、深い所まで辿ると結局原因は自分なんですよね。仮に理不尽な事があろうと全て「ありがとう」「ついてる」「修行だ」など心に言い聞かせて、良い形で受け入れていくことを大事にしていますね。
物事をポジティブに捉えることを心がけるようになってから、自分の世界がどんどん良い方向に変わっていく感覚があったんです。
この時代に生きてるとスマホが普及し、SNSなども年々身近になってきていて、人と会わずとも関わる時間帯がより増えてきていると思います。その反面、「SNS鬱」だったり、トラブルや嫉妬など色んなネガティブな事も合わせて多く起こっている事が現状なんですよね。ただ常にポジティブ目線を心掛ければ、その際に人を恨んだり、他人のダメ出しや嫉妬が出てくることも少なくなります。そうしているうちにどんどん良いことがたくさん起こるし、人の見え方やモノの見方も変わり、気付けば自然だったり、身近なモノに、より目が行き届いていくので、やはり「捉え方」は本当に大切だと気づきました。
また、沖縄に帰ってきてからはなるべく先のことをあんまり考えないようにしていますね。
未来の計算をしなくなったというか、計算通りに行かない人生がほとんどだと感じ、逆に言うと「今」という時間を有効に使う。どういう風に考え、捉えていくかで、イメージしてた未来に変わるのかなと。
お金は全然ないんですよ(笑)。でも東京でお金があった時より今の方が幸せに生きられているんですよね。自分との時間も作れたり、自然をゆっくり感じたり、……極論を言うと、普段生きてる中で「そもそも酸素があるだけで感謝だよね」みたいな感覚で生きています。
身近で色んな場面でアクションが起こってきますが、そこからは本心で選択を決めていく、そんな流れに身を任せて生きていきたいですね。
僕は「自分にしかない自分だけの物語」を面白いと感じているので、生まれ変わって同じ人生があったとしても、またもう1回やってみたいです。
誰しも「自分にしかない色」を持っている
――最後に、受験生や大学生など「若者たち」に向けて一言お願いいたします。上原:自分の芯を大事にしてほしいです。
自分の人生の中でいろんな壁や後悔、人間関係、仕事、学校、影響など色んな事があると思いますが、何かあった時は「自分自身で自分の心と対話し決める」ということ。
そして目の前で起こってくる物事全てを、なるべく良い形に変換していくことが大切なのではないかと思っています。そうすると心も綺麗になり、瞳も変わり、目線も変わり、自分自信の成長にも繋がっていきます。
一人一人皆が「自分にしかない色」を持っています。自分と全く同じ人は地球上誰もいません。
自分のその色を綺麗に出していけたら、きっと自信にもなるし、どんどん自分に勢いがついてきて、それぞれを魅了する強い人間になれると思います。
Educational Lounge × Career Compass
第1回 大手企業の安定を捨てた先に出会った「天職」
第2回 世界はザツにできている
第3回 「食×伝統×ファッション」で日本の良いものを広めたい
第4回 さまざまな経験を通して見えてきた、故郷・沖縄への想い