
こんにちは。日本史の河原です。
今回は主に高1・高2生に向けて「日本史の定期テスト対策」を紹介しようと思います。
日本史の定期テスト対策というと、
テストの直前に教科書やノートに書かれた重要そうな単語にマーカーを引いて、赤シートなどを使って丸暗記をして、テストが終わった瞬間に忘れる
という勉強をしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、この勉強法では定期テストで高得点を取ること不可能です。
また、丸暗記で詰め込んだ知識であるため、すぐに忘れてしまいます。
すると本格的に受験勉強を始める高3生になって、また一から日本史を勉強しなければいけません。
せっかく勉強するのですから、定期テストで高得点を取って、本格的に受験勉強が始まるまで覚えておきたいですよね。
この記事では、受験にも役立つ日本史の定期テスト勉強法を紹介しようと思います。
目次
日本史の定期テスト対策で取り組みたい学習の大まかな流れ
はじめに、日本史の定期テスト対策の大まかな流れを確認します。
①~③は単元ごとにまとめてやった方が効果的だと思います。
例えば、定期テストの出題範囲が原始時代全てであれば、旧石器時代の内容を確認し、暗記をして、問題を解きます。
問題演習まで終えたら次は縄文時代をやるという形で単元ごとに繰り返します。
そして全範囲が終了したら、総確認をするという流れです。
詳しく見ていきましょう。
いきなり暗記に入るのではなく、まずは内容の確認をする
日本史の定期テスト対策では、いきなり暗記に入るのではなく、まずは内容の確認をしましょう。
具体的には、テスト範囲の内容を自分で説明できるか確認するのです。
先生が話した内容をノートやプリントに書き込んでおき自分で説明するのが一番効果的だと思います。
説明できない箇所があれば、教科書や用語集で調べるといいでしょう。
自分が日本史の授業についていけていないという方は、実況中継シリーズやナビゲーターシリーズのような、講義調の参考書を活用して、内容を理解してください。
内容を理解したら、その範囲の内容を暗記する
内容を理解したら、その範囲の内容を覚えてみましょう。
学校で一問一答が配られている方はそちらを用いるといいと思います。
持っていない方は1冊購入することも検討してみてください。
日本史学習での暗記のコツは「『日本史が覚えられない』悩みを克服するための学習法」に詳しく書いていますので、参考にしてみてくださいね。
受験勉強でも生かせる暗記の心得を書いています。
▼参照:「『日本史が覚えられない』悩みを克服するための学習法」
覚えた知識を問題演習で確認する
多くの方が丸暗記をして定期テストに挑んでしまいますが、覚えた知識を演習で確認しましょう。
間違えた問題は、その箇所を再度復習してください。
覚えたのに忘れてしまった場合は、②の「暗記」の段階が不十分ですので、繰り返し覚えましょう。
正誤問題などで間違えた場合は、理解が不十分の可能性がありますので、①の「内容の理解」に戻ってください。
問題演習の段階で使用したい日本史問題集
学校で演習教材をもらっている方は、そちらを活用すればいいでしょう。
もらっていない方は以下の教材がおすすめです。
一通り終えたら、最後に総確認をする
全範囲の①内容の確認~③問題演習を一通り終えたら、最後に総確認をしましょう。
定期テストの全範囲の問題を再度解いてみましょう。
もし、物足りないようであれば、もう一冊別の問題集に取り組んでもいいと思います。
間違えた箇所を再度点検して、万全の体制で定期テストに挑んでください。
おわりに
今までEducational Loungeの日本史の記事を読んでいただいた方はお気づきかと思いますが、定期テストだろうと学習の流れは受験勉強と変わらないのです。
Educational Loungeで紹介している勉強法はそのまま定期テスト対策に生かすことができます。
しっかり理解したうえで暗記をし、演習を行う。
これは日本史の受験勉強の王道です。
高1高2生の間にこうした「日本史の受験勉強の王道」を身に着けることができれば、高3生になったときに大きな差が生まれます。
テストで高得点を取り、ライバルに今から差をつけてくださいね。
