
前回の記事で,「教科書通読」を中心とした「通史学習の大まかな先取り」は,大きく2つの点からすすめられない旨をお伝えしました。
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世界史の既習単元を「メンテナンス」と「ブラッシュアップ」する
高1・高2生の世界史学習として僕が推奨するのは,既習単元の〈メンテナンス〉と〈ブラッシュアップ〉に徹する学習です。
既習単元というのは,すでに高校で授業を受け,定期試験などに向けてそれなりに勉強した経験のある単元のことです。
世界史は必修科目ですから,高校3年に上がるまでに世界史教科書のおよそ半分は「既習単元」となっていることが多いと思います。
この「資産」の価値を最大限に高めた状態で受験学年を迎えましょう,というのがここでの提案です。
いわば世界史の〈塗り絵〉が「半分は確実に完成した状態」で本格的な受験勉強を開始する戦略を構築するわけですね。
これに成功すれば,難関大学の現役合格に大きく近づけます。
世界史の「資産価値の目減り」を食い止める
世界史でも,「既習単元」は放っておけばその理解度や用語の定着度が下がっていきます。
その上で,余裕があれば既習単元の知識を入試レベルに高めましょう。これが〈ブラッシュアップ〉です。
実はこうした過程においてこそ,前回紹介した動画授業や講義型参考書を活用して欲しいのです。
世界史のブラッシュアップで解いていきたい問題集
そして,ブラッシュアップの学習段階では,積極的に市販の問題集を解きましょう。
具体的にはまず,『はじめる世界史』などで肩慣らしをしましょう。
その後で,かなり難しく感じるかもしれませんが,『HISTORIA世界史精選問題集』などに取り組むと良いでしょう。
これにより実際の入試の水準が把握できます。
なお,既習単元に関しては,例えば『ヒストリア』の問題が7割正答できる状態を目標に設定するなど,学習の終着点を設けておくとモチベーションも維持できます。
高1・高2の世界史学習法――まとめ
それでは最後にまとめです。
× 教科書くらいしか持っていないから教科書だけで勉強する
× 内容があまり頭に入ってこないが,とにかく自力で古代から戦後までやってしまう○ 膨大な内容を習得するためには正しい戦略が必要
○ 高1・高2生も参考書や動画授業をどんどん活用するべき
○ 高1・高2での既習単元を確実な武器にできるかどうかが受験の勝敗に大きく影響する
ぜひ万全の受験勉強計画を立てて「正しい努力」を積み重ねましょう。
皆さんの頑張りに期待します。
