
こんにちは。
本格的に寒くなって来ましたね。
この時期になると通史の学習をひと通り終えた高3生が増えてきます。
そろそろ論述問題の対策を「本格的に」行おうというタイミングかと思います。
今回はそんな受験生に向けた、論述対策の入り口となるアドバイスをおくります。
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世界史の論述で最も大切なのは設問要求に答えること
まず、世界史の論述を書く上で大切な心構えは、設問の要求に真っ直ぐ答えるということです。
出題者とのキャッチボールをする感覚と言っても良いでしょう。
初心者が陥りがちなのは、設問文の表面から連想される歴史知識をただ並べて、字数を埋めようとする姿勢です。
また、書くことが思いつかないあまり、やたらと冗長な文章を書く傾向も見受けられます。
いずれも、論述問題への正しい取り組み方が身に付いていないことから生じます。
世界史の論述は「解く」もの
そもそも、論述とは「解く」ものです。
問題を「解く」ことにより、出題者とのキャッチボールが成立し、初めて書くべき文章の内容や構成が見えてきます。
解くプロセスを明確化せずに、「書く」ことばかりを優先させると、いつまで経っても論述力は向上しません。
世界史の論述対策は短い文章の問題からはじめる
まずは100字未満の短い文章の問題から、「解いた上で書く」練習を積み重ねましょう。
そのための参考書としてオススメなのは『大学入試 世界史B論述問題が面白いほど解ける本』(KADOKAWA)です。
国公立大の制限字数が多めの問題を収録した論述問題集が主流な中で、この本は30字程度から100字までの短文を書く練習も充分に積める構成となっています。
通史順の章立てになっているので、習熟度の高い単元から取り組むのも良いでしょう。
章末には200字程度から400字程度の長文論述問題も収録されているため、これ一冊でかなり満足な論述学習を行うことができます。
また本書の解説では世界史論述問題を「どう解くのか」という視点に立った説明が充実しているため、論述問題への正しい対処の仕方(解法の手順)が身に付くこと間違いなしです。
ある程度書けるようになってきたら添削してもらう
ある程度の文章が書けるようになってきたら、信頼できる学校の先生や塾予備校の先生に添削してもらいましょう。
添削を依頼する前に、自分で模範解答と見比べておき、そこで生じた疑問点などを明らかにしておくと、より有益なアドバイスが受けられます。
世界史の論述問題では総合的な知力が試される
実際に論述問題に取り組んでみると、思いのほか「書けない」ことに絶望するかもしれません。
特にこれまで一問一答などでの用語暗記中心の学習をしてきた受験生は、学習スタイルのアップデートを迫られることでしょう。
料理に喩えれば、用語知識というのはあくまでも「材料」に過ぎません。
これをいかに調理できるかが問われているわけです。
世界史論述では、知識と知識とが繋がった立体的な歴史理解に加えて設問の意図を踏まえて構成を練る思考力、まとまった論述を書き上げる文章力といった総合的な知力が試されます。
世界史の論述に効果的なトレーニング方法
なかなか一朝一夕に身につけることは難しい能力ですが、効果的なトレーニング法はいくつかあります。
世界史論述問題集を解き進めるのと並行して、用語集の見出し語を見て本文を書き出す練習をしてみたり、自分の解いた論述問題の模範解答自体を暗記していくというやり方などはオススメです。
世界史の教科書は論述対策最大のバイブル
また、世界史の教科書は世界史論述対策における最大のバイブルです。
教科書内容(文体・表現・知識)を完全に自分のものにできるよう、繰り返し音読したり、論述で役に立ちそうなセンテンスを覚え込んでいきましょう。
これらは負荷も大きいですが、実践的な文章力や構成力を身につけるには持ってこいの学習法です。
おわりに
このような骨太な学習を積み重ねていけば、自然と論述問題への苦手意識は払拭されていきます。
そして私大型の問題、例えばやや難しめの正誤問題への対応力も、いつの間にか向上していることに気付かされることでしょう。
