
だいぶ冬も本格的になってきましたね。
直前期に英語を勉強していて
「思うように成績が伸びない…」
「あれもこれもやらないといけず、勉強が回ってない」
「直前期の勉強で何が大切か確認したい…」
こう思っている人はいませんか?
今回はこんな悩みを抱えている人や、直前期の英語学習は何をしたらいいのか確認したい!
という人に向けて、英語の直前期の学習についてお話ししていこうと思います。
目次
英語学習で直前期に大切にしたい2つの「バランス」
英語の勉強でも直前期は「バランス」が大切です。特に、
① 自分の今の実力を落とさない学習
② 苦手を克服し学力を強化していく学習
の2つのバランスが大切です。
まずは実力を落とさない学習に取り組む
最近の多くの受験生は、「実力を落とさない学習」が苦手です。
直前期の学習では、「今、自分が持っている知識を正確にOUTPUTする」こと意識することはとても大切です。
これが、自分の実力を最大限に発揮することにつながります。
そのためには、まず英単語 /熟語や文法学習を継続的に行うことが大切です。
また、英語の授業や参考書、分析した過去問を定期的に復習することで、「最近あまり意識できてないなあ」と思うPOINTを確認することもとても大切です。
同時に、学力を強化していく英語学習に取り組む
学力を強化していく英語学習については、改善点が人によって異なります。
今回は、①時間 ②設題形式 ③過去問 というテーマに絞って話をしていきます。
問題を解くのにかかる時間を細かく把握する
「過去問が時間が間に合わない…」「共通テストが解き終わらない…」という人は、
⑴ 大問ごとに自分が普段解くのにかかる時間を測る。
⑵ 時間を合計し、自分が何分縮めなければならないのかを確認する。
⑶ どの設問に時間を費やしているのかを確認する。
( 試験時間 − 10分 を目標時間 にしましょう。共通テストであれば70分)
という学習を行いましょう。
そして、「特定の設問の形式が苦手で時間がかかっている…」ということがあれば、設問形式別のトレーニングをする必要があります。
設題形式[共通テスト]対策におすすめの参考書2選
共通テストについて、
「形式慣れがあまりできていない…」
「どういうことが問われているかわからない…」
という悩みがある場合は、
・大学入学共通テスト 英語[リーディング]の点数が面白いほどとれる本
・きめる! 共通テスト英語リーディング (きめる! 共通テストシリーズ)
のどちらかをやることをお勧めします。
これで形式をしっかり押さえたのち、演習に入ると効果的です。
設題形式[2次対策]には『●大の英語』シリーズを!
特定の設題形式が苦手だという場合、『⚫️大の英語』(教学社)シリーズをやるのが、直前期においては即効性があります。
志望校のものが出版されている場合は取り組んでみましょう。
もし志望校のものが出版されていない場合は、過去問や総合問題をやる中で、特定の設題形式に焦点を当てて学習していきましょう。
過去問を使って現実と向き合い、最後まで戦い抜く
直前期は、
英語も過去問をやらないと…
という気持ちがものすごく出てきます。
もちろん過去問をやることはもちろん大切ですが、過去問は目的意識をしっかり持ってやらないと意味がありません。
過去問は、
自分の実力で正解できる問題にすべて正解できているか。
そうでないなら、何が原因なのか。
また、志望校合格には自分にあと何が足りないのか。
を教えてくれます。
しかし、直前期は「丸付けをして、正答率を出して、解説を少し読んで…」という作業になりがちです。
大切なのは、過去問を使い、自分という現実と向き合い、最後まで戦い抜くことです。
おわりに
今回は「12月の受験生が意識すべきPOINT」をテーマに話をしました。
受験勉強はここからが本番です。
体調管理に気をつけながら、第一志望合格に向けて駆け抜けましょう!

首都圏の塾・予備校で英語科講師として活躍。大学院時代の専門は19世紀イギリスの倫理学。好きな思想家はJ.Sミル。読解の精密さを追求する授業は上位生を中心に熱い支持を受けている。