日本史の論述対策の考え方とオススメの問題集

こんにちは。今回は論述が必要な受験生に向けてのアドバイスです。
論述を書く上での考え方や具体的な勉強方法を解説しますので、ぜひお付き合いください。

論述問題では「論点に即して書く」ことが重要

論述問題で一番大切なことは「論点に即して書くこと」です。

受験生の論述問題の答案を添削していると、知っていることを闇雲に書いた答案をよく見ますが、それでは合格点を取ることはできません。

設問を正しく読み、それに合わせて論じていかなくてはいけないのです。

例題で確認する

例えば以下の問題について考えてみましょう。

例題
摂関政治と院政の共通点と相違点を述べよ。その際、政治基盤や財政基盤を含めて述べよ。(200字以内)(千葉大)

この問題で聞かれていることは、「摂関政治と院政の共通点と相違点」ですね。
さらに「政治基盤や財政基盤を含めて」答える必要があります。

しかし、この問題を添削していると、代表的な人物やそれぞれの政治体制の成立の過程を述べているものが散見されます。
あくまで今回の問題は、摂関政治や院政の構造的な理解を求めているので、知っていることをただ羅列して答えただけでは、200字埋めたとしても残念ながら0点の解答となってしまうのです。

「論点に即して書く」つまり「聞かれていることにきちんと答える」ということを強く意識しながら論述の訓練をしていきましょう。

具体的な勉強法

論述問題に取り組む上でどのような対策をしていくべきか解説しようと思います。

一番有効な手段は、学校の先生や予備校の先生に相談をして、実際に自分が書いた答案を添削してもらい、アドバイスしてもらうことです。

自分の周りに相談できる先生がいれば、早めに相談すると良いでしょう。

相談できる人がいない、論述が不安な人におすすめの問題集

しかし、受験生の中には相談できる人が周りにいなかったり、まだ知識の定着が不十分でいきなり論述問題に挑戦するのは不安という方もいらっしゃると思います。

そのような方におすすめの教材が『日本史の論点』(駿台文庫)です。

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この教材は、典型的な論述トピックを60個取り上げ、その解説文を論点に即して要約する教材です。論述に必要な基礎知識を定着させると同時に、上記で解説した「論点に即して述べる」訓練ができます。

直前期で時間がない方は、自信のないトピックを選んで取り組むだけでも効果は大きいと思います。
また、難関国公立大学を目指している高校2年生は学校や予備校の授業と同時並行で取り組むと論述問題に対応する学力を鍛えることができるでしょう。

周りに添削してもらえる先生がいる場合は、この教材終了後、すぐに自分が受験する大学の過去問の論述問題に挑戦し、答案を見てもらってください。

「書き方がわからない」「自信がない」人におすすめの問題集

もし、書き方が分からない、いきなり過去問に取り組む自信がないという方は、東進ブックスの『日本史<記述式>レベル別問題集』に取り組んでから過去問に入るという手もあります。

この問題集は論述の書き方から丁寧に書かれていて、問題の着眼点がわかりやすく、採点基準も明確なため個人でも取り組みやすい良書です。

レベル1


レベル2

レベル3

周りに論述を添削してもらえる人がいない場合

もし、周りに論述の添削をお願いできる方がいない場合は、Z会の通信教育を利用するのがおすすめです。

Z会の通信教育は、「東大」「京大」「難関国公立大」などのコースに分かれ、自分の志望大学に即した論述問題に取り組むことができます。
教材も基本的な問題から難易度の高い問題までを段階的に学習できるように設計され、本格的な論述に初めて取り組む受験生でも取り組みやすいはずです。

問題の質も高く、添削も非常に丁寧ですので、論述に不安を感じている受験生は検討してみてください。
1講座から購入可能なので、論述対策だけZ会で取り組むことも可能です。

ちなみにZ会はバックナンバー購入もできますので、仮にこの記事を夏休みに見たという方でも春からの教材から取り寄せて取り組むことができます。

おわりに

いかがでしたか?入試本番までの論述の取り組み方の指針となれば幸いです。
論述は書かないと書けるようにはなりません。
ぜひ「論点に即して書く」ことを意識して、できる限り早く取り組みましょう。

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※本記事はプロモーションを含む場合があります。

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