「学校で小論文の授業がないから独学するしかないのかな?」
「小論文の添削をしてもらいたいけど、誰に頼めばいいんだろう?」
こんな不安を抱えている受験生が多いのではないかと思います。
「誰に教わったらいいのか?」という悩みに頭を抱えてしまう受験生からの相談を筆者はたくさん受けてきています。
そんな悩める受験生のために、小論文の独学について、実際にどんな勉強をすればいいかについてお話しますね。
目次
小論文の独学は可能なのか?
まず結論から言ってしまうと、小論文の独学はかなり難しいと言えます。
小論文の上達のためには、書いたものを誰かに読んでもらってアドバイスをもらうことが欠かせません。書いたものを見てくれる人がいない状態では、よい小論文がかけるようにはなかなかならないでしょう。
小論文の参考書を使った独学は?
参考書で勉強すれば合格できる小論文が書けるようになると思うかもしれません。
しかしそれを適切に活用できているかを自分で客観的に判断するのは難しいことです。
そういった意味で小論文の勉強を独学で行うのはほぼ不可能です。
ただ、小論文の独学が全く不可能というわけではありません。
また考え方が詳細に説明されている参考書であれば、自分の思考プロセスと照らし合わせることで適切に考えられているかを判断できます。
その点で、拙著『身近なテーマで考える力をやしなう 小論文 はじめの一歩』(学研プラス)は思考プロセスが詳細に説明されているので独学向きの参考書と言えます。
小論文の添削を誰にしてもらうか?
小論文の独学が難しいのは書いたものを読んでくれる人がいないからです。
ということは読んでくれる人を見つけてお願いすれば、小論文の力を伸ばすことができるようになるはずです。
しかし、誰に読んでもらえばいいのでしょう?
選択肢は3つあります。
小論文の添削をお願いしたい人①——学校の先生
身近な人でお願いしやすいのが学校の先生ではないでしょうか。
授業ができる程度の知識や教養を持ち、あなたのことをよく知っている人ですから、きっといいアドバイスをもらえるにちがいありません。
お願いするのは担任の先生でもいいですし、国語の先生でもいいでしょう。
ここで見落とされがちなのが社会科の先生です。
こうした知識を多く持っているのが学校の政治・経済担当の先生です。
もし身近に政治・経済担当の先生がいらっしゃればお願いしてみてもいいかもしれません。
先生も忙しい中対応してくださるのですから、そのことに対する感謝の気持ちを忘れないでください。
いつごろ返却されるのかを聞いておくのも忘れないようにしましょう。
約束の期日が近づいたら、遠慮がちに「あのー……先日の小論文、見ていただけましたか?」と聞いてみましょう。
いつ返却するかきちんと約束してもらえるはずです。
小論文の添削をお願いしたい人②——身近な友人
書いた小論文を友人に読んでもらうことも有効です。
特に志望校や志望系統が似通っている友人どうしでの相互批評は効果的です。
また、的確なアドバイスをするために頭を絞るのもよい思考レッスンです。
自分のために一生懸命アドバイスしてくれる友人の姿を見たら、きっと感動するにちがいありません。
それはあなたがアドバイスするときも同様です。
小論文の学習では相互批評が有効であることがわかっていただけましたか? ぜひ実践してみてくださいね。
小論文の添削をお願いしたい人③——通信添削
家や学校の近くに小論文を学べる塾や予備校がない場合は、通信添削を利用するのも一つの手です。
通信添削には郵送でやりとりするサービスとオンラインでデータのやりとりをするサービスがあります。
・答案用紙を直接やりとりできる
・赤ペン等の書き込みを直にみられる郵送のデメリット
・やりとりに時間がかかる
・やりとりが短時間でできる
・テレビ会議システム等を活用して対面指導も可能オンラインのデメリット
・通信料・通信量の負担
このように郵送とオンラインにはメリット・デメリットがあります。
自分の勉強ペースを考えてより適切なサービスを選択してください。
小論文塾メイジャーステップ
最近では両者のいいとこどりをする添削サービスも受験生に人気です。
こういった仕組みで効果的な添削を素早く返却できるようになっています。
筆者の主宰する「小論文塾メイジャーステップ」で学習すると、月額定額であなた専用の動画が配信されます。
短期間で小論文の実力を伸ばしたい人にはもってこいです。
小論文塾メイジャーステップ
いかがでしたか? 独学では難しい小論文の勉強。参考書や周囲の人たちの助けを借りながらうまく進めてくださいね。
現代文・小論文・AO推薦入試対策講師。
基本的な読解スキル・解答スキル・論述スキルをいかにして活用するかを授業の主軸に据えている。同時に大学入試頻出の知識・テーマをわかりやすく説明。その方法論と知識は多くの生徒の信頼を得ている。