「小論文の対策、いつから始めたらいいの?」という疑問に答えます

「志望校の入試に小論文が出るんだけど、いつから勉強し始めたらいいのかわからない……」
「推薦入試で志望理由を書く小論文が必要なんだけど、今から準備しても間に合うのかな?」

これまで小論文の対策をやってこなかった人はこんな不安を抱えているのではないでしょうか。勉強していないのだからイメージできないし、自分の身近に小論文の入試を受けた先輩がいなければ誰かに聞いてみることもできません。

いつから小論文の勉強を始めるべきかがわかれば、気持ちの面で楽になりますよね。
そこで今回は、大学入試の小論文を学習するタイミングについてお話しします。

受験生はいま、この瞬間から始めよう!

大学受験生は小論文の学習を今すぐ始めるべきです。

「他教科の学習に手いっぱいで小論文にまで手が回らず、本番では納得できる小論文を書けなかった」と後悔する受験生が毎年多くいます。

 

こうした後悔をしたくなかったら、小論文の勉強をする時間も何とか確保しなければなりません。

 

小論文学習のスケジュール目安は勉強時間全体の10%程度

もちろん小論文の勉強にばかり時間をかけているのも問題です。
あくまでもバランスが大切です。

勉強のスケジュールの中に小論文の学習を少しずつ入れていき、他の教科の学習を圧迫しない分量と時間を考えてください。

おすすめは全体の勉強時間の10%程度。
私立大学志望で勉強する教科数が少ない場合にはもう少し増やしてもよいでしょう。

 

小論文学習のはじめに志望校の過去問を確認する

スケジュールが決まったら、早速小論文の勉強に取り掛かります。

ただし、受験生の場合、勉強を始める前に志望校の過去問に目を通しておいてください。

 

大学・学部によって、「小論文」という科目でも内容が大きく異なります。

小論文の問題が英語で出題される大学・学部もあります。
その場合は英語の学習をおろそかにできません。
理系学部では「小論文」と銘打っているところでも実際は数学や理科の記述式問題であることもあります。

 

いずれにしても自分の志望校の出題を確認して、それにあわせて勉強を進めることを忘れないでください。

 

まずは入門レベルの参考書を仕上げる

まずは入門レベルの参考書を一冊手元において、それを仕上げることを目指しましょう。
そのうえで二冊目の参考書・問題集に進むか、志望校の過去問に取り掛かるかを選択してください。

ここで大切なのは、いきなり志望校の過去問に取り組むのは避けるということ。

 

過去問にいくら取り組んだところで、小論文の考え方・書き方が身についていなければ、無駄な演習を繰り返すだけです。
一見遠回りのように思うかもしれませんが、過去問演習を有益なものとするために、まずは基本的な参考書に取り組むべきです。

 

小論文入門のおすすめ参考書

書店の参考書コーナーに行くと入門レベルの参考書がたくさんあってどれを選んだらよいかわからないかもしれません。その場合におすすめしたいのが拙著『身近なテーマで考える力をやしなう 小論文 はじめの一歩』です。

小論文の書き方にとどまらず、小論文で求められる「考え方」をスモールステップで学べるので、ひとつひとつ問題を解き進めていくうちに気がついたら入試問題レベルに到達できます。

 

高1・高2生は知識を増やすことに時間をかけよう!

高校1年生・2年生にとって、大学入試はまだまだ先のことに思えるかもしれません。

しかし、いよいよ入試に向けた勉強をしなければならなくなった時に「手遅れ」にならないよう今から準備をしておくことが望ましいでしょう。

 

では、高校1年生・2年生のうちからできる小論文の対策とはどんなことでしょうか。

 

毎日ニュースを読む

現代社会でどんなことが起こっているのか、最新の情報を届けてくれるのがニュースです。

時事的なテーマについて知っておくことは小論文対策では欠かせません。
毎日ニュースに触れてください。

 

おすすめはスマホアプリでニュースに触れること。
テレビのニュースは一見わかりやすいように思えますが、後から見直すことはまずできません。

一方文字情報は保存しておけば後から見直すことが容易です。

スマホのニュースアプリには、記事のブックマーク機能がついているものが多くあります。
読んだ記事をチェックして保存すれば、後から見直しやすいですね。

 

本をたくさん読む

当然ですが読書は知識を増やすためにとても有効です。
しかし「読書は嫌い/苦手」と思っている人もいるのではないでしょうか。

そうした人には、興味のある分野の書評本を手に取ることをおすすめします。

書評とは本の内容や著者について解説した文章です。
自分が興味を持っている分野の書評は、その分野の全体像を知ることに役立ちます。

 

おもしろそうな本があれば、書店や図書館で手に取ってみましょう。
そうやっているうちに読書が進みます。

高校生向けのブックレビューもありますので、参考にしてみてもよいでしょう。

ニュースや本から興味のある知識をコツコツ増やしていきましょう。

 

おわりに

いかがでしたか?

小論文の勉強と一口に言っても置かれている状況によって取り組むべきことが違います。
自分に必要な学習を選択して取り組んでくださいね。

もし小論文に学習に迷ったら小論文専門の塾に相談するのもよいでしょう。
オンラインで学習が進められる塾もたくさんあります。

 

この記事の著者が開講している「小論文塾メイジャーステップ」もその一つです。


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