首都圏の予備校・塾で数学・地学を担当。
大学での専門は固体地球科学・信号処理。今後の人生で役に立つ地学(地球科学)がモットー。「覚えること」と「理解すること」を明確に区別し、単なる暗記に留まらない指導を心がけている。
地学の過去問は教学社・河合出版・駿台文庫から出版されていますが,個人的には…
大学入試センター試験過去問題集地学基礎 2019―付録 地学(本試・追試)掲載
こちらの駿台文庫のものが一番使いやすいと考えています。
理由
[1] 地学基礎になってからの問題のみ掲載されている。
※付録として地学(専門)の問題が1年分のみ掲載
[2] 薄くて持ち運びしやすい。
[3] 基本事項のまとめがついている。
古い過去問をやりたくなったらどうするか?
という質問が出てきますが,
センター試験の地学基礎に関しては,
過去問でなくて,マーク式問題集でよいと思います。
マーク式問題集も代ゼミ・河合塾・駿台から出版されています。
個人的には河合塾を進めることが多いですが,実際には代ゼミ・駿台のものもやってしまうのが良いでしょう。
過去問演習の仕方
[1] 何度も解くことを前提に。
問題に直接書き込んでしまうと,もう一度解くときに困ります。
どうしても,問題に書き込まないと解きにくい問題もありますので,コピーをとって解くか,webに掲載されている問題を印刷して利用するのもよいでしょう。(検索してみてください。)
[2] 曖昧な選択肢がある場合も,とりあえず答えを出す。
本番でも起こりうることを想定しながら演習するべきです。
マークシートを利用することも徹底してください。
※本番は問題用紙をもとに自己採点する必要があります。
どれをマークしたのか曖昧だと困りますので,問題用紙に記入する癖をつけていきましょう。
※過去問を解くときは,曖昧な選択肢については,メモを残しておくべきです。あくまでも練習なので。
[3] 採点+選択肢の吟味
採点の際に正解なのか不正解なのか判定するだけでは意味がありません。
解説を読んで,曖昧な知識を身に着けていきましょう。
この部分が大事です。
この点については次回細かくお話します。
[4] 解き直し(できれば翌日)
解き直しをしない受験生がいますが,
必ず解き直しをしましょう。
全く同じ問題が出る可能性は低いですが,
同じテーマ・同じ知識が必要な問題は十分に出題が考えられます。