【2024年度版】日本史学習を効果的に進めていく1年間のロードマップ

こんにちは。日本史の河原です。
今回は新年度最初の記事となりますので、「1年間の学習指針」についてお話したいと思います。

日本史の教科書を見てみると「覚える量がすごくある」「受験までに全部終えられるのだろうか」といった不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、受験までにどのようなことをやらなければいけないのか時期別に何やるべきか明確にしていきたいと思います。

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日本史学習は1年間を4つの期間に分けて考える

受験までの約10ヶ月を4つの期間に分けて考えてください。

国公立大・私大共に共通テストを利用する方が多いと思います。共通テストの対策はそれなりに時間がかかりますので、通史学習を10月いっぱいで終えられるように通史学習のスケジュールを立てるようにしてください。

それでは、期間ごとに具体的な学習法を解説していきましょう。

【4月〜7月】通史学習(〜江戸時代まで)

4月から10月までは通史学習期間となります。具体的には、「理解→暗記→演習」のサイクルを繰り返しながら、学習を進めてください。
詳しい方法については「日本史の復習をより効果的にするために意識すべき「3つのステップ」」の記事が参考になるかと思います。

日常学習から資料問題に触れていく

そして、この時期の受験生が見落としがちなのが、史料学習です。

共通テストで特に受験生が苦手意識を持つのが、史料問題となります。そのため、日常学習から史料問題に触れていくことが大切です。

以下のページ

で学習法を紹介していますので、参考にしてください。

上記の記事でも紹介していますが、史料問題集を持っていない方は以下の史料問題集がおすすめです。

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通史学習用の問題集として『HISTORIA日本史精選問題集』に取り組む

復習サイクルの記事でも書いていますが、普段の通史学習から必ず問題集に取り組むようにしましょう。

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【夏休み】既習範囲の復習と通史学習(明治時代まで)

1学期で江戸時代まで進んでいるので、知識の抜け漏れが心配になってくる時期です。
そこで、1学期に学んだ範囲の復習をしましょう。

ただし、全範囲を1学期と同じ形で学習するのは不可能ですから、問題演習をしながら抜けている箇所を再度覚えていくようにしてください。

同時に通史学習は明治時代まで終わらせましょう。

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【9月〜10月】通史学習(戦後史まで)

通史の総仕上げの時期です。

夏までに学習した知識の抜けなどが心配な時期ですが、11月以降の演習で定着を図りますので、まずは全範囲をしっかり終わらせましょう。

【11月以降】共通テスト対策・個別入試対策・過去問演習など

ここから過去問演習に入っていきます。
具体的なやり方は以下の記事を参考にしてください。

過去問演習を通して、知識の抜けの確認をしつつ実践的な力をつける

この記事でも紹介したように、過去問は実力試しでやるのではなく、実力をつけるためにやるものです。知識の抜けを確認しつつ実践的な力をつけていきましょう。

共通テスト対策も11月からはじめてください。
具体的な学習法と最新年度の共通テストの傾向は以下の記事にまとめています。

おわりに

日本史は確かに覚える量も多く大変な科目の印象がありますが、正しい勉強法で勉強すれば確実に実力をつけることができます。
最初に提示した4つの期間を意識しつつ、正しい学習を心がけましょう。

今回の記事を参考にして、本格的な受験勉強に入る前に1年間の指針を立ててみてください。

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