[コラム]秋季キャンプやってますか!?

こんにちは!
秋も深まり少しずつひんやりとしてきましたね。

スポーツの秋、阪神タイガースは安芸

先月はラグビーワールドカップが盛り上がり、現在は野球のプレミア12という国際大会が始まっていますが、我が(?)阪神タイガースの選手は誰も選ばれていません。(なんでや……)
というわけで、そんなスポーツの秋に阪神タイガースは高知県の安芸市で秋季キャンプを実施しています。

このキャンプは元中日のレジェンド山本昌さんが臨時コーチで指導を開始しており、非常に盛り上がってるようです。(そのまま投手コーチになって欲しい……)

秋季キャンプの重要性(野球も勉強会も)

プロ野球のキャンプは2/1の春季キャンプが想起されますが、実はシーズン後の秋季キャンプの方が大事という意見もあるほどです。要は、シーズンを通しての自分の課題を克服するのは春よりも秋の方が当然に意識しやすいということですね。

さて、本題です。(最近前振りが長くてすみません。)
9-10月は模試をたくさん受けた受験生はも多いと思います。センター型のものから学校別のものまで。
これらの成績に一喜一憂することは別に構いません。人間ですから、良ければ嬉しいでしょうし、悪ければヘコみます。そんなものです。
しかし、一喜一憂で終わっていたら意味がありません。そこから自分の課題を見出せるかが最も大事なことです。
その意味では、テストは野球選手にとっての「試合」であり、それが少しずつ落ち着き始めるこの時期は「秋季キャンプ」なのです。

まずは現状分析を

では、まず何をすれば良いのか。以下に模試の復習ポイントをいくつか挙げていきます。

現状分析―模試の復習ポイント①<各科目の良し悪しの理由>

◎良かった場合

→実力通りか偶然取れたのか。
⇒偶然の場合はその箇所の理解度のチェック。

×悪かった場合
→点数が取れなかった理由の解明

Ex.
・解き終わらなかった。
→時間配分、解く順番などの戦略を持っていたのか。それを変える必要はないのか、などの検討。
・そもそも特定単元が分かっていない
→その部分の勉強を既にしたのかしていないのか。していないならいつまでにやるのか。
・未習範囲がある
→上記同様。いつまでに終えるのか。

 

現状分析―模試の復習ポイント②<理想との乖離とその穴埋め>

センターや二次試験の理想の得点と現状の乖離を科目ごとに計算。

→それを「いつまでに」「どのようにして」埋めるのかを計画を立てる。

ここまでの2つから、テスト結果からいま自分が「いつまでに」「何を」やるべきなのかを明確にしてください。と、いうよりも出来ていて欲しいですね。

 

現代文で確認すべきこと

では、ここからは現代文で確認すべきことを挙げていきます。これは模試の復習に加え、問題集や過去問演習の際に意識してください。

現代文で確認すべきこと①<読解作業の確認>

模試の時間内で内容がどこまで理解できていたのかを確認しましょう。

□マクロ作業

文章の全体像をしっかり理解できているかを確認しましょう。

全体像の確認
評論→テーマと結論
小説→登場人物の描写と主題

これらが本当に大きな内容把握となります。
もう少し細かい作業に落とし込むと段落ごとの内容把握が出来ているのか、などを確認しましょう。
私は実際に自分で問題を解くときは内容のまとめをメモしつつ作業をします。そして、論の流れを意識し文章内容の把握を目指します。
時間がかからないか、と思われるかもしれませんがこれが自分なりに「最速かつ確実に内容を把握する方法と」判断をして採用しています。
皆さんも自分にとって「最速かつ確実に内容を把握する方法」を編み出してください。そのための問題演習です。

□ミクロ作業

特にこの時期は比喩表現などを適当に読み飛ばし、意味内容が理解できていないという事態が散見されます(特に良い成績が取れなかった人たちは)。

比喩は例えられている内容と共通する意味内容を含んでいます。
例えば

雪見だいふくみたいな肌

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という比喩があった場合にどう考えますか。
まずは、「雪見だいふく」そのものの性質や意味を考えます。

「雪見だいふく」=白い、丸い、もちもちしてる……

この中から文脈に沿って正しい意味合いを当てはめていく作業が比喩の読み取りになります。
演習量が増えて読み方が雑になる時期だからこそ、じっくりと文章に向き合う作業を模試の復習や演習後の見直しや反省作業の中でやってみましょう。

現代文で確認すべきこと②<解答作業>

続いて解答作業です。こちらも時間を意識しすぎるあまり、雑な作業になりがちです。以下の点を確認しましょう。

□設問意図の確認

設問において何を要求されているのかを確認しましょう。
換言なのか理由なのか、正しいものを選ぶのか間違ったものを選ぶのか。確認する癖は問題演習や模試を通してつけていきましょう。

□傍線部の分析はしているか

各問題は特別な要求がない限り、傍線部を踏まえて設定されています。それにもかかわらず傍線部の前後を闇雲に探し出すという行為をする人が非常に多いのです。
そもそも、なぜ前後を探すのかという質問に対して「なんとなく」と答えている人はかなりの割合を占めている気がします。
なんとなく解いていて解けるはずがありません。まずは傍線部をしっかり分析しましょう。
では、どのように分析すべきかは……かなり長くなってしまったのと、とても大事な作業でたりしっかり説明したいので、次回の記事にて触れていきましょう。

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