お久しぶりです。
毎月1本は記事を書いていましたが、9月は途切れ、10月も折り返してしまいましたね。すみません。
先月書けなかった理由は追々お話します。来月ぐらいかな。乞うご期待。
その理由の他にも先月は忙しかったのです。なにが忙しかったか。これです。
もちろん阪神タイガースの応援がですよ。

これは9/24(火)に阪神甲子園球場に阪神タイガースvs読売巨人軍の今季最終戦を見に行ったときの写真です。
阪神タイガース、奇跡のCS出場へ…
博多での授業の終了後に新幹線に飛び乗り、大阪へ。
巨人には今季は大幅に負け越していましたが、この試合は快勝。この時点でリーグ優勝を決めていた巨人に対して、我が阪神タイガースは負けた瞬間にBクラス(4位以下)が確定するというチームの目標の明確さの違いがあったのかもしれません。
そもそも、試合観戦に行った9/24の少し前、9/19日時点で阪神タイガースは6試合残っていました。ここから3位以内、つまりクライマックスシリーズ(以下CS)に進出するための条件は以下の通りでした。
○阪神は6連勝(引き分けも不可)
もはや自力でCSには進めない。他力本願ではあるが、自分たちも勝ち続けるしかない。
この条件下での阪神タイガースのCS進出可能性は……なんと1%だったのです。
そして、結果はご存知の通り。その1%を見事引いたのです。広島は1勝のみ、阪神は6連勝。
さすがにファンもここまでの快進撃を想像していたわけではなかったです。そんなファンは私だけではないはず。
さて、この快進撃について、阪神タイガースの矢野監督は以下のようなコメントを残しました。
「気持ちやと思う」
そう、諦めない心を監督、コーチ、選手の全員がもっていたからでしょう。本当に前半戦、いや8月末までのの淡泊なあの試合っぷりは何だったのか……
勝因は「ストロングポイントを徹底して使った」こと
ただ、精神論だけで勝ち抜けるほど甘くはないわけで、実際にこの6試合はチームの戦略も非常に秀逸なものでした。
この期間、チームの最大のストロングポイントであったリリーフ陣の起用法にその大きな特徴がありました。
それは、とにかく継投を徹底したこと。
先発ピッチャーの打順でチャンスが回ってきた場合や少し先発ピッチャーの調子が悪ければすぐに降ろしてリリーフ陣に託すという戦法に徹する。
これは勝利のためにストロングポイントを徹底して使うことに他なりません。
阪神タイガースから受験生が学べること
さて、ここはスポーツ誌ではありません。
受験に勝ち抜く皆様のための記事です。
ここから得られる教訓を以下に挙げていきます。
阪神タイガースから受験生が学べること―①諦めない心
いきなり精神論?と思われるかもしれません。しかし受験生の皆さんにお聞きしたい。
心、折れてませんか?あるいは、折れそうになってませんか?
おそらく真剣に向き合っていればいるほどこの感情に襲われているのではないでしょうか。
個人的には当たり前のことではないか、と思われます。思いが強ければ不安は強くなる。勉強も。恋愛も。(最近、「バチェラージャパン」を見すぎている影響)
ただ、特に勉強は志望校を諦めた時点で「あちら側」(=志望校)から近づいてきてくれることはありません。
模試の志望校への合格率が非常に厳しい判定であっても、思い起こして欲しい。
あなたの合格可能性は1%以下なのですか?と。阪神タイガースよりも厳しい状況なのですか?と。
諦めないことが合格への道を切り拓く最低条件なのです。
阪神タイガースから受験生が学べること―②戦略の大切さ
一方で冷静に今の自分の現状を見極めることが大切です。
今の自分のストロングポイントと、ウィークポイントを見極める。
そしてそれらをどのように伸ばして、埋めていくのか。
自分で考えつつ、信頼できる先生に相談したりしながら進めましょう。
またこの時に大事なのは時間感覚です。この記事の執筆時点ではセンター試験までは90日程度、私大入試の本格化する2月までは100日程度です。それぞれの期間までに「何をどれだけどのように」やるのかをしっかりと計画を立て、それを適宜修正していきましょう。
以上となります。
結論。
今回の結論は、
CSまで楽しませてくれてありがとう、阪神タイガース。来年は優勝や!!
となります。
それでは。
首都圏、西日本の予備校に出講する現代文講師。
文章の情報構造を客観的に把握しつつ、その意味内容の理解に深く斬り込む授業に定評がある。
【note】https://note.mu/tkgwnohitorigoto