受験生が夏を飛躍の時期にするために今すぐ取り組みたい現代文学習

早いもので7月ですね。

受験生の皆さんは「夏が大事!」と思っているかもしれませんが,夏"も"大事。
受験生の夏だからと気合いを入れすぎず,やるべきことを日々積み重ねていってほしいと思います。

とはいえ,何事もタイミングが大事。

夏は気合いの入りやすいタイミングです。
有意義な夏を過ごせるよう,この夏に受験生が意識しておきたいポイントを紹介していきたいと思います。

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夏の現代文学習は「文章の再読・解き直し・語彙の確認」

夏の現代文学習で取り組みたいことは次の3つです。

夏の現代文学習
  1. 前期の復習に取り組む
  2. 学んだことを活かして問題演習に取り組む
  3. 過去問を確認する

詳しく紹介していきます。

前期の復習に取り組む【文章の再読・解き直し・語彙の確認】

まずは徹底して前期の復習に励んでください。

読み直し,解き直し,ともに無意識のうちに作業できるようになるまで自分の身体に刷り込むことが肝心です。
意識するべきポイントを徹底的に意識しながら読みましょう。

それを繰り返しているうちに自然と身についていくものです。

現代文復習の手順
  1. 本文解説・ノート・プリント等を見直しながら文章を読み直す
  2. 設問の解き直しをする
  3. 語彙・知識の確認をする

以下,具体的な方法を書いていきます。

[1] 本文解説・ノート・プリント等を見直しながら文章を読み直す

授業や参考書で解説されていた「考え方」を意識しながら文章を読み直します。

予備校や塾で現代文の授業を受講している人はその授業内でどのようなところに注目しろと言われていたか,どのような考え方をしながら文章を読んでいたか、そのプロセスを丁寧に辿ってください。

参考書を用いて独習している人も同じように,その参考書の中で解説されていた読み方や考え方を意識しながら文章を再読してみましょう。

時間は気にしなくて大丈夫です。

[2]設問の解き直しをする

読み直して理解した文章内容をもとに、もう一度設問に解答してみます。

その際のポイントは、答えのイメージが浮かぶかどうか確認することです。

現代文の問題を解くときは,選択問題だろうと抜き出し問題だろうと,記述的な思考回路が辿れるかどうかが勝負です。
解答のイメージをつかみ,それに一番近い選択肢を選ぶ。

自分の思い浮かべた解答のイメージと正解選択肢の内容が一致していればOKです。

[3]語彙・知識の確認をする

読み直した際に再び自分が引っかかりを覚えた語彙や文法、前提知識について調べてみましょう。
この際には,辞書をフル活用してください。

それにプラスして『現代文キーワード読解』などに取り組んでみるとなお良いです。

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[番外編]現代文の読み方に不安がある人は参考書に取り組む

現代文の「読み方」に不安がある人は,復習と並行して『スマートステップ現代文』『船口のゼロから読み解く最強の現代文』などの参考書を活用しましょう。

学んだことを活かして問題演習に取り組む

問題演習を通して学んだことを定着させていくことも重要です。

現代文の問題演習の手順
  1. まずは自力で解く
    ※これまでに学んだ「読み方」「考え方」を意識する
  2. 解答を確認して答え合わせをし,正誤に関わらず解答解説を確認。
  3. 解答の根拠となる箇所を確認し,「なぜそう考えるか」を考えてみる。
  4. 本文の解説を読み,自分の読み取った内容と一致しているか確認する。
  5. 語句の意味を確認。知らなかった語句はきちんと調べる。
    ※二周目以降は選択問題も記述問題として取り組む。(「正解の選択肢=模範解答」のイメージで)

こんな手順で,丁寧に問題と向き合っていってください。

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過去問を確認する

夏の間に第一志望大・学部の過去問に取り組んでみましょう。
ひとまず一本だけでもOKです。

基礎が出来上がっている自信のある人は過去問演習を初めて良い時期でもありますが,大半の受験生はまだ過去問中心の学習に移行しなくても構いません。

まずは今の自分と志望校の間にどれくらいの差があるのかを知る感覚で目を通してみましょう。
着地点を知っておくことは計画を立てる上で欠かせないポイントです。

この夏,最終到達点を見据えた学習を心がけましょう。

現代文は「考え方」を意識した学習が大前提

受験生のみなさんは,現代文の勉強と言われるとどんな勉強をイメージしますか?

「とにかく問題を解く」という「物量作戦」に出ている人は注意が必要です。

改めて、この夏に取り組みたい現代文学習を記載しておきます。

夏の現代文学習
  1. 前期の復習に取り組む
  2. 学んだことを活かして問題演習に取り組む
  3. 過去問を確認する

この記事で取り上げたポイント・方法を意識しながら、効果的に成績を上げるための夏にしていきましょう。

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