
みなさんこんにちは!
今回は新高校1年生のみなさんを対象に、これから数学を勉強していくにあたって意識してほしいことについて書いていきたいと思います。
まずはみなさん、少し遅くなりましたが、高校入学おめでとうございます。
これから3年間たくさん楽しいことがきっと待っています。
全力で高校生活を楽しんでくださいね。
ただ忘れないで欲しいのは、高校卒業でみなさんの人生はゴールなのかということです。
むしろ高校を卒業してからこそ大人としての人生がスタートします。
ぜひ皆さんには高校での3年間を、そこからスムーズにスタートを切るための準備期間としても使ってもらいたいのです。
この記事を読んでいる方はおそらく大学受験を目標にしている方がほとんどだと思います。
これからの記事を参考にして、まずは高校数学のスタートダッシュを決められるようにしましょう!
「解き方の暗記と再現」が大切だった中学数学
今回の記事では、中学までの数学と高校からの数学の大きな違いについて書いていこうと思います。
中学までの数学の大きな特徴は、多くの問題で「答えさえ出ればよい」と考えることもでき、「速く簡単に答えを出す方法をたくさん知っていること」にかなりの価値がありました。
例外は作図と証明ですが、これもそんなにパターンがあるわけではないのでほとんどの場合暗記で処理できてしまうのが現実です。
まとめると、中学までの数学は「解き方の暗記と再現」にかなり重点が置かれていたということができると思います。
「解き方の暗記と再現」だけでは限界を迎える高校数学
ここで問題になってくるのは、この価値観のまま高校数学に突入してしまうことです。
「解き方の暗記と再現」をやめろとはひとことも言うつもりはありません。
しかし、高校の数学では、それだけでは必ず限界にぶつかるのです。
なぜかというと、まず問題の種類が多すぎるのです。
多すぎるというか、常に最新の問題がガンガン出てくるので覚えるだけではキリがないのです。
必ずどこかで覚えきれなくなってしまったり、たとえ覚えていてもどの場面でどの解き方を用いると良いのか判断できなくなったりしてしまいます。
「理解をともなった知識」を増やす
では何が必要になってくるのか。
高校数学では、「理解をともなった知識」を増やしていくことが非常に重要になっていきます。
例えば、「一次関数」と言われてみなさんが思い浮かべるものはなんでしょうか。
一次関数のグラフは直線、式はy=ax+b、aは傾き、bはy切片・・・などでしょうか。
では質問を変えましょう。
一次関数のグラフはなぜ直線になるのでしょうか。
逆に、直線の方程式はなぜy=ax+bの形の式で表すことができるのでしょうか(ちなみにこの形でなくても直線を表す式はあります)。
なぜxの係数aを見ると直線の傾き具合がわかるのでしょうか。
なぜbの値を見るとその値がy軸との交点になるのでしょうか。
そもそも、「グラフ」とは何なのか。「図形の方程式」とは何なのか。
これらが説明できるようになることが高校数学では求められます。ここが今までとは決定的に違う点です。
以上のことから、高校数学で必要とされる能力は
●「単純な計算力」
●「理解のともなった知識の定着」
●「重要な定石の再現力」
の3つということができると思います。
これらの能力を正しく鍛えていけば、約3年後数学が受験で大きな武器になることでしょう。また、たとえ受験で数学が終わったとしても、それから先の人生でも大きな支えになってくれるでしょう。せっかく時間を使って勉強するのです。そうなるように、正しく、楽しみながら数学を学んでいって欲しいと思います。
では今回はこんな感じで。また次の記事でお会いしましょう。

首都圏、西日本の大手予備校に出講。
単なる解法の暗記→再現に留まらず、なぜそう解くのか、どうしてそう解こうと思えるのかまでを徹底講義。「数学をやらされている」ではなく「自分たちが数学をやっているんだ」という授業を展開。