日本史受験生必見!日本史年表との上手な付き合い方

こんにちは。日本史の河原です。

今回は「日本史年表との上手な付き合い方」というテーマでお話したいと思います。

年表といえば、小学生の頃から歴史の授業で付き合って来た方が多いかと思いますが、「年表って結局どうやって使えばいいの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「日本史を勉強する時に年表をどうやって活用すればいいのか」また、年表に関連して、多くの受験生が苦手意識を持っている西暦年の暗記や並べ替え問題にどう対処すればいいのか解説したいと思います。

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日本史学習における年表の役割は2点に集約される

まずは日本史を勉強するにあたり、年表をどのように活用すべきか考えてみましょう。

結論から言えば、年表の役割は以下の2点に集約されます。

年表の役割
  1. 出来事を時系列で整理する
  2. 出来事の因果関係を把握する

です。1つずつ見ていきましょう。

出来事を時系列で整理する

残念ながら教科書の記述は全てが年代順で記されているわけではありません。

特に、近現代史は政治、外交、社会経済、文化がバラバラに記述されているため、教科書の順番通りに学習しているとなかなか時系列で整理できないでしょう。

しかし、年表を見れば、一発で時系列が見えてきます。

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出来事の因果関係を把握する

①の時系列で整理ができるようになると、因果関係が見えてくることがあります。

例えば、江戸時代の享保の改革の政策はテーマごとにやることが多いと思いますが、実際に時系列で並べてみると、前期は財政再建策が中心、後期は米価安定策が中心ということが見えてきます。前期の課題は財政再建だったが、徐々に目処がついたため、今度は米価安定に乗り出したということがわかりますね。

このように、テーマごとだと見えてこない因果関係が見えてくるのも年表を活用するメリットといえます。

年表は基本的に「復習」で活用する

以上を踏まえて、具体的にどうやって年表を活用すればいいか考えましょう。

基本的には復習で活用することをおすすめします。
学校で習った箇所を教科書の巻末の年表で振り返るのです。

ただし、ここで注意しなくてはいけないのが、年表で暗記をするのではなく、あくまで年表の役割である①出来事を時系列で整理する ②出来事の因果関係を把握する ことが重要です。

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暗記は「暗記ツール」を活用するのが効果的

暗記はあくまで暗記ツールを活用するほうが効果的といえます。
暗記の方法などは以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

ノートに綺麗な年表を作るのはNG

また、ノートに綺麗な年表を作る方もいると思いますが、受験勉強に作業はご法度です。

年表を作れば覚えられるという声もあるかもしれませんが、受験科目は日本史だけではありませんし、主要科目と比べて日本史は配点が低い学校もあります。日本史は限られた時間で最大限の効果が出る勉強をしないといけません。

その限られた時間で最大限の効果が出る勉強法をこのサイトで紹介しているので、日本史の勉強法に困っている方はぜひいろいろな記事を見て、勉強のイメージを固めてくださいね。

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西暦年の暗記法と「並べ替え問題」対策

最後に年表に関連して、西暦年の暗記法や並べ替え問題対策についてもお話しておきましょう。

西暦年の暗記法については、以前の記事でも触れているのですが、結論からいえば、西暦年の暗記の前に

  1. 時代区分(文化区分を含む)や世紀を明確にして、イメージを持つこと
  2. 権力者(天皇・将軍・内閣など)ごとに歴史用語や歴史事項を整理すること

が重要です。

これがそのまま並べ替え問題対策にもなります。
共通テストレベルであれば、西暦年を覚えるよりも効果的です。

難関私大で並べ替え問題が出題されるなら「掛け算九九」方式で覚える

ただし、難関私大を受験する方で並べ替え問題などが出る方は西暦年も覚えたほうが便利な場合があるので、その場合は上記の記事で紹介している「掛け算九九」方式で覚えるといいでしょう。

西暦年の暗記法と「並べ替え問題」対策

今回は年表の活用法について紹介しました。

僕も学生時代は年表を眺めて、時代のイメージを固めたり、時系列を把握したりしたので、みなさんもぜひ空き時間などに年表を見る習慣を身に着けて日本史を得意にしてくださいね!

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※本記事はプロモーションを含む場合があります。

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