共通テスト「歴史総合・日本史探求」対策に残り1ヶ月で取り組むべき学習

こんにちは。日本史の河原です。

受験生の皆さんは、共通テストまで残り1ヶ月ですね。そこで、今回は今年度から導入される共通テストの歴史総合の出題について解説しようと思います。

  • 歴史総合の問題ってどんな問題が出るの?
  • 歴史総合分野をどのように勉強すればいいかわからない

このような悩みを持っている方にむけて、大学入試センターが公開している試作問題の分析などを通して、本番までに何をやるべきか紹介していきましょう。

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2025年の共通テスト「歴史総合・日本史探求」について現時点でわかっている情報

現時点での情報まとめ
  • 第1問が「歴史総合」、第2問〜第6問が「日本史探求」
  • 配点比率:4分の1(25点分)が歴史総合、残りが日本史探求

2025年の共通テストから「歴史総合・日本史探求」となり、第1問が「歴史総合」の内容、第2問〜第6問が「日本史探求」の問題となります。

配点比率は4分の1が歴史総合となり、残り4分の3が日本史探求です。つまり、25点分が歴史総合の問題となるため、高得点を目指している受験生は無視できません。

ただし、歴史総合は主に18世紀以降の世界と日本であるため、日本史探求の近現代史をしっかりと学んでいれば、半分くらいは日本史探求の知識でも得点が可能であると予想しています。

出題は、これまでの日本史Bの問題同様に「史資料の読解」と「時期を判定する問題」が中心

大学入試センターが公開している試作問題を見る限り、これまでの日本史Bの問題同様、史資料の読解問題と時期を判定する問題が中心であることがわかります。

試作問題はこちらのページから見ることが出来ますので、見ていない方は必ず目を通しておきましょう。

基本的な問題の解き方や考え方は、これまでの日本史の問題と大きく変わりませんので、下記の記事を参考にしてください。

対策は日本史→資料読解→世界史の順で行うべき

次に具体的な「歴史総合」の対策法を考察します。

ここまでどの程度歴史総合の範囲の対策をしてきたかにもよりますが、現時点で歴史総合の範囲に対して、あまり自信がない状態なのであれば、ここから歴史総合の範囲を完璧にするのは現実的ではないでしょう。

そのような場合は、優先順位を振らないといけません。

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まずは日本史の範囲を最優先で学習する

まず最優先にすべきは日本史の範囲です。

日本史探求を学習している受験生であれば、18世紀以降の日本史についても勉強しているはずなので、日本史範囲の問題を絶対に落とさないようにする必要があります。

ただ用語のチェックをするだけでなく、それぞれの時期を意識したインプットをすることが大切です。(1900年代、1910年代…のような形で10年おきにいつの出来事か言えるようにしましょう。

資料や表・グラフの読み取り問題を仕上げる

次に落としてはいけないのが、史料や表・グラフの読み取り問題です。

これらの史料や表・グラフの読み取り問題は、知識との組み合わせ問題もありますが、提示された史料や表・グラフを読み取るだけで得点できる問題が試作問題にも存在します。

こういった問題を確実に得点できれば、歴史総合の日本史の知識問題と合わせて半分は超えられるでしょう。

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最後に世界史の範囲にとりくむ

そして、最後に世界史の範囲です。

しかし、これから歴史総合の世界史範囲を1から学習するのは厳しいでしょう。過去の模試なども含めて、演習問題で出てきた問題の復習をしながら、インプットをしていく形式がもっとも有効だと思います。

世界史範囲が全く得点できない場合は中学社会の範囲だけ押さえる

もし、世界史の範囲が全く得点できないのであれば、中学社会で扱う世界史分野だけ暗記しておくというのも有効でしょう。

中学の時に使っていた教材があれば、そちらを使ってください。なければ、こちらの参考書兼問題集の第4章以降を短期間でマスターするのが良いと思います。

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基礎は押さえることができるので、数日間でしっかりインプットして、その後は演習を重ねながら、抜けている知識を入れていくと良いと思います。

おわりに

今回は「共通テストの歴史総合範囲の対策」について解説しました。
受験生は上記の対策に加えて、必ず過去問や予想問題の演習をするようにしてくださいね。
皆さんの健闘を祈ります!

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