日本史探究の学習で「資料集」を最大限活用するための4つのポイント

こんにちは。日本史の河原です。
今回は日本史の資料集の活用法を紹介しようと思います。

学校でもらったのはいいけど、どうやって使えばいいの?
と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日常学習のどのタイミングで、どのように資料集を活用すればよいのか紹介同時に、受験対策としての資料集活用法も紹介します。特に近年の入試は資料集が欠かせなくなっているので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

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日本史の「資料集」と「史料集」の違い

まず前提として、学校では「資料集」と「史料集」が配布されることが多いと思いますので、それぞれの違いを簡単に確認しておきましょう。

「資料集」と「史料集」の違い
  • 資料集:図説集と呼ばれることもあります。写真やグラフ、地図などが掲載されています。
  • 史料集:史料(日本史の教科書の記述のもとになる昔の文書や手紙・歴史書など)が掲載されています。

今回の記事は、「資料集」の活用法です。

史料の勉強法については、以下の記事で紹介していますので、参考にしていただければと思います。

学校で配布されたもの以外でおすすめの資料集

次に学校で配布されたもの以外のおすすめの資料集を紹介したいと思います。
今回の選定のポイントは、

  • 通販サイト等で比較的容易に手に入れることができるか
  • 近年増加傾向にある史資料の問題に対応しやすいか

の2点です。

その観点からおすすめの資料集が山川出版社の『詳説 日本史図録』です。

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山川出版社
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上記2点のポイントのほか、過不足ない情報量でレイアウトが見やすく、また最も採択の多い教科書である『詳説日本史』に準拠しているため、学習しやすいと思います。

日常学習における日本史資料集の活用法

それでは日常学習における資料集の活用法を紹介します。次の4つのポイントをおさえて活用してください。

日本史探究の資料集を活用するポイント
  • 授業で扱われる範囲の該当ページを開きながら授業を聞く
  • 復習の際に写真資料・系図・地図の場所・グラフを必ず確認する
  • 受験生は「探究」欄も積極的に読む
  • 通史学習が終わり次第、特集欄をテーマ史対策として確認する

近年の入試では、共通テストをはじめ、写真資料の読み取り問題が増加傾向にあるので、日常学習からできる限り多く触れていきましょう。

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授業で扱われる範囲の該当ページを開きながら授業を聞く

まず、活用のタイミングですが、特に禁止されていないのであれば、授業で解説している該当ページを開きながら授業を聞くのがおすすめです。資料集には地図や写真などが掲載されているので、言葉を聞いただけではイメージがわかないものを調べてみるとよいでしょう。

例えば、原始時代は様々な道具が出てきますが、写真を見ながら使用法などの説明を聞いた方が理解が深まるでしょう。

復習の際に写真資料・系図・地図の場所・グラフを必ず確認する

復習の際にも資料集を活用してください。
先生から確認するように指示された写真資料・系図・地図の場所・グラフは必ず確認しましょう。

多くの受験生が用語は一生懸命覚えますが、近年の入試では写真資料や文字資料を用いた多角的な視点で出題される問題も増えていますので、日常学習からどれだけ資料集に触れたかが肝になります。

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受験生は「探究」欄も積極的に読む

受験生は上記の日常学習のほかに、受験生は「探究」欄も積極的に読むようにしましょう。

日本史探究は自ら問いを立てて仮説を検証しながら、歴史を深堀りしていく科目です。そのような科目の特性を活かした史資料を活用した問題も今後増加することが予想されます。

そうした問題に対するアプローチや史資料に対する着眼点などを「探究」欄で解説しているので、入試対策としても効果を発揮するはずです。

通史学習が終わり次第、特集欄をテーマ史対策として確認する

また、特集欄が設けられている資料集もあります。この特集欄はそのままテーマ史対策になりますので、通史学習が終わり次第、こちらの特集欄も読み、知識の抜け漏れがないか確認するのもおすすめです。

おわりに

今回は、日本史資料集の効果的な活用法を紹介させていただきました。

日本史探究の資料集を活用するポイント
  • 授業で扱われる範囲の該当ページを開きながら授業を聞く
  • 復習の際に写真資料・系図・地図の場所・グラフを必ず確認する
  • 受験生は「探究」欄も積極的に読む
  • 通史学習が終わり次第、特集欄をテーマ史対策として確認する

資料集をうまく活用できている人は日本史ができる印象があります。

資料集は教科書・用語集と並んで日本史を得意にするための最高の相棒です。この相棒をうまく使いこなし、ライバルに差をつけてくださいね。

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