皆さんこんにちは。
世界史探究を選択した方々は、歴史総合で学んだ知識を活かしつつ、着実に知識を積み上げていっているでしょうか。
ところで高校生にとっては、定期テストは目先の課題として大きな存在だと思います。
そこで今回は世界史探究の定期テスト対策で重要な意識と取り組みたい参考書を紹介していきます。
目次
世界史探究の定期テストと大学入試問題の「違い」を意識する
この記事を読んでいる皆さんは、受験でも世界史探究を使おうと考えている人が大半だと思いますが、そもそも定期テストと大学入試問題にはどのような違いがあるか知っていますか?
まず出題範囲に関しては、定期テストの場合、基本的に出題範囲が決まっているのに対し、入試問題は高校世界史の全時代・全地域から縦横無尽に出題されます。
設問形式も、定期テストでは高度な長文論述問題などが出題されることは稀ですが、入試問題の場合は大学によっては非常に高度な論述問題や正誤問題が出題されます。
世界史探究の定期テストでは探究型の設問が増加する可能性も
上記が一般的な定期テストと大学入試問題の違いです。
それに加え、従来の世界史Bから「世界史探究」へと科目が変わったことにより、普段の授業でも資料を読み取ったり、「問い」を追究したりという探究型の割合が増えたケースも多いでしょう。
定期テストの内容もそれに比例して探究型の設問が増加することも考えられます。
世界史探究の学習で一番大切なのは教科書内容の完全習得
ただこうしたあらゆる出題方式の違いを加味したとしても、一番大切なのは教科書内容の完全習得です。求められることのコアは基礎知識の確立と捉え、その上で「新課程向け」の対策を講じていくとよいでしょう。
一夜漬け的な丸暗記で乗り切れてしまうこともあるとは思います。ですが、いずれ受験で使う知識ですから、せっかくなので長期記憶にしておきたいところです。
世界史探究の定期テスト対策にオススメの参考書
そのためにも、世界史の定期テスト対策も計画的に質の高い学習をしておきましょう。すなわち、きちんとした理解を伴った暗記です。
世界史探究の定期テスト対策を進める上で便利な参考書をいくつか紹介します。
基礎知識の定着用にオススメの参考書4選
- 『ナビゲーター世界史』(山川出版社)
- 『大学入試 茂木誠の世界史Bが面白いほどわかる本』(KADOKAWA)
- 『イチから鍛える世界史 入門編』(Gakken)
- 『ウィニングコンパス 世界史の整理と演習』(東京法令出版)
『ナビゲーター世界史』(山川出版社)
定期テスト対策にも受験勉強にも使えるシリーズです。
解説に癖がなく、コンパクトに基本事項を理解させてくれる良書です。
『大学入試 茂木誠の世界史Bが面白いほどわかる本』(KADOKAWA)
『ナビゲーター世界史』と並ぶ良書ですが、こちらは世界史の全範囲が1冊で完結します(ナビゲーターは全4冊)。
『イチから鍛える世界史 入門編』(Gakken)
ひたすら4択問題を解き進めながら、基本事項の完全習得を目指す内容です。
難易度は高くないので、世界史が苦手な人に特におすすめです。
『ウィニングコンパス 世界史の整理と演習』(東京法令出版)
穴埋めができる歴史まとめと、大学入試問題が交互に収録されています。
書き込み式で取り組みやすい点や、巻末の共通テスト対策、別冊の解答用紙などが素晴らしいです。
単元の配列は教科書通りですので、『イチから鍛える世界史 入門編』をやった後に本書に取り組むとより効果的でしょう。
探究型問題対策にオススメの参考書・サービス2選
- 『大学入学共通テスト 世界史Bのグラフと資料の読み方が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)
- 学びエイド
『大学入学共通テスト 世界史Bのグラフと資料の読み方が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)
与えられた資料を読み取り、知識と繋げて解答に至るタイプの問題を解く練習を充分に行うことができる一冊です。
学びエイド
参考書ではありませんが、授業動画配信サービスの「学びエイド」(1日3コマまで無料)では世界史の共通テストの全問解説講義などがアップされており、資料の処理などやや思考力を要する問題のアプローチ方法などを詳しく学ぶことができます。
▼学びエイド
https://www.manabi-aid.jp/brand/membership/
以上挙げたツールを適宜活用しながら、学校の授業で使用したプリント教材などを「征服」していくのが、定期テスト攻略の近道です。