リスニング学習は進んでいるでしょうか?
共通テストが終わったころから少しずつディクテーションを続けてきたのであれば,かなり英文が聞き取りやすくなっている頃だと思います。
そこで今回は,「聞く力」「解く力」の基礎ができた人たちのために,その後の演習に役立つアプリ『リスパス!』をご紹介します。
目次
「聞く力」「解く力」をつける学習法について
長文などと同様で,リスニングも基礎力がない状態でいきなり問題演習に入っても思うような効果は得られません。解答の根拠となる箇所が聞き取れないと,スクリプトを読んで「へー,こう言ってたんだ。読めば簡単にわかるのに」で終わってしまうことが多いからです。
そのため,まずは『ここからはじめる英語リスニングドリル』を使って「聞く力」をつけ,その後『ここからつなげる英語リスニングドリル』を使って音声が流れる前の準備方法を知って「解く力」をつけるようにしましょう。
「聞く力」と「解く力」をつけたら演習へ進もう
「聞く力」「解く力」がついたら,演習へと進みましょう。もちろん過去問題集やその他の問題集などを活用しても良いですが,その際にぜひ使ってもらいたいのが,過去問演習アプリ『リスパス!』です。
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過去問演習アプリ『リスパス!』
『リスパス!』には(2024年5月現在)2023年共通テストの本試・追試から2006年のセンター試験の本試・追試までの計17年度分の過去問の問題・音声・解説が収録されています。
小問ごとに音声を流して問題を解き,解説を見ることができるので,通学途中,休み時間などの隙間時間,模試の前など短時間でサクッと演習がしやすいことが最大の利点です。
おすすめの『リスパス!』活用法
演習に進んだ後も週に1日長時間学習するのではなく,毎日少しずつ続けていくことがリスニング力をつけるための重要なポイントだと思います。
効果的に演習を行うための具体的な『リスパス!』活用法をご紹介しますので,ぜひ実践してみてください。
- 聞く前に選択肢を読んで聞き取りのポイントを確認する
- 実際に音声を流して問題を解く
- 解答と和訳を確認する
- リスニング英文と音のポイントを読み,再度音声を流して確認する
- 音声のマネをして音読をする
①聞く前に選択肢を読んで聞き取りのポイントを確認する
身に付けた「解き方」を実践するために,聞く前に選択肢を読んで聞き取りのポイントを確認しましょう。
実際の試験では非常に短い時間で行うことになりますが,まずはそこまで時間にとらわれずに,きちんと選択肢を読む習慣をつけることを意識して行ってください。
②実際に音声を流して問題を解く
実際に音声を流して問題を解きます。速度は調節できますが,できる限り1.0倍で聞くようにしてください。
共通テストには1回読み上げの問題と2回読み上げの問題がありますが,1回で聞き取れるようにしておくことが好ましいので,1回読み上げで挑戦することをおすすめします。
③解答と和訳の確認をする
解いたらまずは解答と和訳の確認をしましょう。
特にわからなかった場合,なんとなく選んで正解してしまった場合は,必ず解説を読むようにしてください。
④リスニング英文と音のポイントを読み,再度音声を流して確認する
次に正解しても間違っても,リスニング英文と音のポイントを読み,再度音声を流して確認しましょう。
『ここからはじめる英語リスニングドリル』での解説と同じように,聞こえにくい音,つながって聞こえる音などの解説を施してありますので,参考にしてみてください。
⑤音声のマネをして音読をする
最後に音声のマネをして音読をしましょう。音読する前に,0.75倍の速度して聞いてみると,音の特徴がわかりやすくなるのでマネしやすくなっておすすめです。
④・⑤で紹介した音の特徴の確認→音読の流れだけでなく,ディクテーションの機能もありますので,ぜひこちらも活用してみてください。
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おわりに
毎日長時間リスニング対策をしなければならないとなると,「共通テストしか使わないのにオーバーワークになるのでは」という声が聞こえてきそうですが,リスニングは毎日少しずつ学習するだけで英語力全般を底上げできるとてもコスパが良い学習だと思います。
昨年『ここからはじめる英語リスニングドリル』→『ここからつなげる英語リスニングドリル』→『リスパス!』と毎日少しずつ積み上げてリスニング学習をしてくれた生徒さんたちは,その多くが共通テストのリスニングで9割を超えてくれました。ぜひ皆さんも先輩方に続いてください!