首都圏、西日本の予備校に出講する現代文講師。
文章の情報構造を客観的に把握しつつ、その意味内容の理解に深く斬り込む授業に定評がある。
【note】https://note.mu/tkgwnohitorigoto
こんにちは。
前期試験が終わりましたね。受験生の皆様はお疲れ様でした。国公立大学の試験は「書く」ことが各科目求められることが多いので各予備校の解答速報を見ても(特に国語は)合っているのか否か分からずに悶々とすることと思われます。
さらには私大の結果もいよいよ出揃う時期であり、それに対して一喜一憂することになると思われます。
15年前、手応えのない前期試験直後
さて、今回の記事は個人的な体験を書かせていただきます。後期試験を受験する方々のこれからの日々に少しでも役立つといいなぁ、という思いからです。
※自分語りしてんじゃねぇ、と思う方はそっとブラウザを閉じてください笑
今から15年前、高3の武川少年も前期試験を終えてまさに悶々としておりました。
得意だった世界史に手応えがなく、一緒に受けた同級生(結果として彼は前期試験で合格した)とも答えがややズレている……。
さらに、センター利用で合格をひとつ貰っており、親や教師は「現役でその私大なら上出来でしょう」と終戦ムード。
英語が読めなかった私大受験、空気が変わった予備校
思えば、私大もうまくは行っていませんでした。
一般試験で受けた学部の発表日。
受験番号を打ち込み、若干の緊張を抱えながら発表を待った数秒後、耳元で鳴り響く機械音。
残念ながら不合格です
しかも2日連続。これには大いにヘコみました。
しかし無理もありません。
2日連続で英語が全く読めていなかった……。酷い時は評論を物語と勘違いして読んでいた程に壊滅的。
気分転換に通っていた予備校の自習室に行くと、もうそこは高1高2のキャピキャピした雰囲気が充満。1週間前のあの殺伐とした空気はもうそこにはありませんでした。
いたたまれなくなり30分で退出したのを思い出します。
迷い、決断ーー後期試験受験へ
そんな不合格通知に加えて、国立前期の手応えのなさ。
ここで、私に残された道は2つでした。
1つは合格している私大に進学。
もう1つは後期試験に向けて頑張る。
ここには逡巡がありました。ひと月以上試験の緊張感があり心身の疲労は蓄積している。それなりに納得のいく進学先は確保出来ている……。
結果として数日悩み、チャンスがある限りは頑張ろうと後期試験を受験することを決意しました。
後期試験の科目は英語、数学、小論文。
いろいろと考えた末、英語と徹底的に向き合うことに。これまで時間が回らず触れてもみなかった長文をひたすら読み、解く……という作業を繰り返す日々。とはいえ正直なところ1日3-4時間ぐらいが限界でした。すでに心身はボロボロ。とりあえず毎日の継続は意識してひたすら英語だけやり続けました……。
そして迎えた、後期試験当日。
後期試験当日ーー最後の最後で掴んだ手応え
ここまで1度も読めた感触も解けた感触もなかった英語がびっくりするぐらい読めたのです。英作文も手応えあり。私の受験の中で最初で最後の英語が出来た瞬間でした。
これは決して過去の自慢がしたい訳ではありません。
後期試験が残ってるひとは最後まで諦めずに自分の課題と向き合ってください。この先は科目数を考えてもまさに量より質です。前期試験の手応えがあってもなくても、私大入試の結果が良くても悪くても、自分の行きたい大学に入るチャンスがあるなら、そこに向けて自分の力を磨き続けましょう。最後のチャンスが拓ける可能性が高まります。
また、前期試験よりも「下げた」後期試験に臨む方も、気を抜いていると受かりませんよ。そんな事例は数多く見てきました。
そう、ここからが本当の精神力勝負。ぜひ、合格を勝ち取ってください。
②は後期試験の前にアップします。
それでは。