さて今回は、効果的な世界史の授業の受け方についてです。
世界史の授業を受けるプロになる
いわゆる「授業」というものを受けるようになって10年ほどが経過したという方が多いでしょう。
ということは本来、世界史の「授業を受けるプロ」になっていてもおかしくないのですが、そのような生徒はとても少ないものです。
誰も「授業の受け方」を学んだ経験がないため、我流でやみくもに取り組んでいるのが実際のところでしょう。
そんな気概を持って毎回の授業に臨みたいですね。
教室がプロ同士の真剣勝負の場となれば、先生も生徒も幸せになれます。
さて、それでは世界史に関して授業の受け方のポイントをご紹介します。
世界史でも人によっては予習が必要
世界史の場合、一般に予習を推奨する先生は多くありません。
個人的にもそれで良いと思うのですが、「世界史が特に苦手」「世界史がどうも好きになれない」という場合はむしろ簡単な予習をすすめます。
①世界史が特に苦手な人
②世界史がどうも好きになれない人
世界史の予習方法――教科書に目を通す
5分でも10分でも良いので、その日の授業で扱う単元の教科書に目を通しておくのです。
こうした作業をしておくだけで、頭の中に「羅針盤」を持つことができ、授業中の集中力が増します。
授業で眠くなる理由の一つは「つながり」や「位置」が分からず、常に空中戦を強いられることによる疲労ですから。
授業中は後で授業を再現できるようなメモを取る
社会科の授業全般に言えることですが、手を動かさないから頭が働かず、果てには睡魔に襲われるわけです。
ではどんなことをメモしたら良いのでしょうか。
コツは、自宅で復習する際に「授業を再現できるような」メモを取ることです。
授業の再現性につながるなら、なんでもメモを取りましょう。
具体的には、
・用語の概念
・雑談風に話された歴史エピソード
・先生の放った寒いギャグ
・自分が疑問に思った箇所
などです。
世界史を得意にして成績を伸ばす生徒は例外なくメモ魔です。
プリントやノート類をメモで真っ黒にすることに快楽を覚えるような「プロ」に是非なってください。