こんにちは。日本史の河原です。
今回は、「日本史の地図問題の対策法」というテーマでお話できればと思います。
年度によっては共通テストでも地図問題が出題されていますので、多くの受験生が地図問題の対策をする必要があるでしょう。
そこで今回は日本史の地図問題対策を準備編・日常学習編・入試対策編の3ステップで解説していきたいと思います。
今回お話する地図問題の対策法を実践していただければ、地図問題に自信をつけることができると思いますので、ぜひ最後まで御覧ください。
目次
日本史の地図問題対策に取り組む前に行うべき準備は2つ[準備編]
冒頭でも触れたように、地図問題への対策を3ステップで解説したいと思います。
まずは準備編です。準備編では以下の2つをやるようにしましょう。
- 白地図等を見て都道府県が言えるか確認
- 旧国名を覚える
順番に見ていきましょう。
まずは白地図等を見て現在の都道府県が言えるか確認する
まず、大前提として地図を見て都道府県を言えるか確認してください。
そのような方は早急に覚えるようにしてください。
共通テストレベルであれば、事件等が現在の都道府県のどこで起こったか分かれば解答できる問題が多いです。
旧国名を現在の都道府県と関連させて覚える
その上で旧国名も地図で言えるようにしましょう。
教科書では場所を旧国名で表記する場合が多く、旧国名の場所がわかっていれば、「あの辺の話ね」と教科書も読み進めやすくなります。
都道府県にしても旧国名にしてもコツは一気に覚えることです。
1週間で覚えると決め、できる限りたくさん地図に触れて覚えるようにしましょう。
Educational Loungeの記事でも何度か言及していますが、暗記は繰り返しが大切です。
このあとお話する日常学習のためにも、できる限り短い期間で集中して頭に入れるようにしましょう。
日常学習の中で地名が出てくるたびに地図で確認することが地図問題対策になる[日常学習編]
次に地図問題に対応するため、日常学習で意識すべきことを解説します。
日常学習に少しだけ地図の学習をすることで、直前期になって慌てて地図問題対策に追われるということがなくなりますよ。
日常学習では、授業で地名が出てきたら必ず地図で確認する癖をつけるようにしてください。
定期テストや私大の個別入試で地図問題が出題される場合は、教科書や図説の地図の地名の部分を緑ペンなどでマーカーを引いて覚えるのもいいかもしれませんね。
ただし、学校の指定などがない場合は、ノートにコピーした地図などを貼るのは作業になってしまうのでやめましょう。
大切なのはきれいな見栄えの良いノートを作るのではなく、知識を頭に入れることです。
過去問を活用して日本史の入試で出題される地図問題の対策を行う[入試対策編]
ここからは入試で出題される地図問題の対策法についてまとめたいと思います。
もし定期テスト対策だけ地図に対応したいという方は2(日常学習編)までの方法を実践するようにしてください。
共通テスト対策には「共通テストの過去問→センター試験の過去問」で地図問題に取り組む
最初にお話したように、共通テストでも地図問題が出題されたことがあります。
今後も出題されるかもしれません。
センター試験の過去問は非常に良問が多く、地図の基本的な知識を思い出すのにもってこいの教材です。
ただ、解いて解きっぱなしではもったいないので、間違えてしまった問題は必ず地図を再度確認し、さらに二度と間違えないように再度復習するようにしましょう。
このあとお話をする地図問題を出題する私大を受験する方も最初の一歩として、センター試験の地図問題を解くと良いと思います。
②私大対策には「センター試験の過去問→受験する私大の過去問」で臨む
地図問題が出る私大を受験する方は、センター試験の過去問→受験する私大の過去問の順で対策をするようにしてください。
大学によってはより細かい問題が出題されることがあります。
問題を解いてわからなくても落ち込むのではなく、その都度覚えていけばいいというスタンスで進めるようにしましょう。
特に近世・近現代ではアジアの地図も忘れずに確認する
今回は地図問題の対策法ということでお話しました。
最後に、注意事項を補足させてください。
日本史なので、日本の地図を覚える方が多いですが、近世・近現代になるとアジアなどの世界地図も重要になります。
アジアの地図が出てくると極端に正答率が下がる傾向にあるので、日常学習でアジアの地名が出てきたら、その場所も必ず確認するようにしてくださいね。