12月の学習指針—AO・推薦対策①(非受験生)

AO・推薦入試の受験を検討している高1、高2生もいるでしょう。そういう人たちがこの時期何をすればよいか。寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』 になぞらえるならば、

「書を捨てるな、町へ出よう」

です。

寺山修司『書を捨てよ、町へ出よう』
書を捨てるな

AO・推薦入試を考えるうえでまず大切なのは、大学に入ったら自分がどのような勉強をしたいのかを明確にすることです。

AO・推薦入試においてはおそらく複数の大学・学部を受験することになるはずです。それがA大学では法学部、B大学では文学部、C大学では経済学部……ということになってはおかしなことになります。

なぜならば、将来自分がどうなりたいのか、そのためにどのようなことを学ぶ必要があるのか、なぜそれがその大学への進学につながるのか……ということを明確にせねばならないからです。
したがって、大学によって異なる学部を受験するにはあまりにもやらねばならないことが多くなるし、そもそも将来像を複数思い浮かべるというのは自家撞着を抱えることとなってしまいます。そこでまず大切なのは、自分の志望系統を決定することなのです。

すでに志望系統が決まっている人は問題ありません。
しかし、漠然と「AO・推薦入試を受けようかな……」と思っている人もいるかと思います。
そういう人はまず志望系統を決めなければなりません。

では、そのためにどうすればいいのか。
端的に言えば「本を読む」ことにつきます。
本を読んで「こういう系統がおもしろそうだな」「こんなテーマが興味深いな」という分野を発見することから始めるのがいいのではないでしょうか。

そうはいっても「どんな本を読めばいいんだろう?」と考えてしまいますよね。そこで、ここでは「読んでおくべき本」の選び方を紹介します。

「読んでおくべき本」を見つけるための視点は、大きく3つ。

「読んでおくべき本」を見つける視点
①『高校生のための○○入門』といったタイトルの本
②  新書
③  小説、詩歌などの文学作品

では、次回それぞれについて見ていきましょう

==================================
根岸大輔——Daisuke NEGISHI[小論文]

現代文・小論文・AO推薦入試対策講師。

基本的な読解スキル・解答スキル・論述スキルをいかにして活用するかを授業の主軸に据えている。同時に大学入試頻出の知識・テーマをわかりやすく説明。その方法論と知識は多くの生徒の信頼を得ている。