過去問との付き合い方(古文)② 過去問と向き合う

はじめに

前回は、過去問の意義についてお話をしました。読んでいない方はこちら へ。今回は実際の取り組み方についてお話させていただきます。

過去問へ取り組む
  1. 制限時間内に解いてみる(大学・試験によって違うが20~30分)
  2. 時間を気にせず読んでみる
    この際答えを変える場合、1の時の答えを残したまま、新しい答えを書く。
  3. 答え合わせ
  4. 分析と復習
答え合わせの仕方&分析と復習

単に〇×を付けるのではなく、答えの根拠や、設問の意図を確認しながら答え合わせをする。この問題はこの単語がポイントだったが着目できていなかったなどの分析が重要であって、〇か×かはそれほど問題ではありません。

また、傍線説明や内容合致では、本文の根拠となったところにマーカーなどを引いておきましょう。そして、そこと対応する現代語訳部分にも同じマーカーを付し、対応が分かるようにしておきます。復習の際には、古文の本文でマーカーを付している部分を中心に自分が自力で意味をとれるか確認をしてみましょう。わからなければ、すぐに対応する訳の部分を見て、もう一度本文の対応部分に目を戻します。
このようにして本文を通読するのを何度か繰り返します。

また、今回は問題になっていなくても、他の大学でこの文章が出たら問題になるかもという単語や文法には、違うマーカーを付しておきましょう。そして、前述のように繰り返し、自力ですぐにわかるか練習をしてみてください。

上記のプロセスでの本文通読を、何度も繰り返すのが復習として大切なことです。

おわりに

今回紹介した過去問の取り組み方は一例です。自分なりに考え、アレンジし、過去問と向き合ってみてください。勉強方法は、絶対これが正しいというものが存在していると私は考えていません。人によって様々あってしかるべきです。
しかし、的外れなものは存在します。

みなさんが的外れな学習で時間を無駄にしないように願いつつ、この記事を書きました。
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葛西佑也——Yuya KASAI

大手予備校・高校等に出講。

日本古典文学研究と予備校や高校での古典講義を中心に精力的に活動。日本古典文学、中でも中古・中世、歌論、美術史をはじめ、興味関心は多岐にわたる。講義を通して古典に親しみ、その世界観に魅了される生徒は後を絶たない。