12月の学習指針(受験生)②

前回の答え合わせ

さて,まずは前回の答え合わせからスタートです。
※今回は「12月の学習指針①」をお読みになってから読まれることをお勧めします。

あの経験から学べることは2つ。

①過去問に目を通さないと,不要な動揺を招きかねない。
②傾向にとらわれ過ぎずに対応できる力をつけたい。

ということなんですね。

過去問演習を通して,「こんな力が求められていそうだなぁ」と把握しておくことで,本番で余計な動揺を経験することはなくなるでしょうし,入試に立ち向かう上での効率面を考えた時に「的外れ」と言わざるを得ないような勉強をし続けるということは避けやすくなるかもしれません。

一方で,傾向分析は完璧だとしても,
そこから少しでも外れた瞬間に解けなくなってしまう,
そんな状態では心許無くもあるわけです。

したがって,過去問演習をしっかりこなすことで受験する大学が求めているであろう力を意識しつつ,それだけに凝り固まらないように勉強し続けるという意識をもっていきましょう。

それでは,ここからは3パターンに分けて12月の学習指針をお伝えしていきたいと思います。

①センター試験のみ

徹底的に過去問をやり込みましょう。

「基本的な読解イメージがつかめていない」
「小説読解がどうしてもできない」
という方は,

船口明『きめる!センター現代文」

もしくは,
池上和裕『センター試験 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本』

のいずれかに取り組んでみると良いでしょう。
その上で,徹底的に時間配分を意識した練習を積んでください。

②センター試験+国公立/私立大

今年(2018-19年)の場合は
センター試験までの期間が割と長めなので,
イメージとしては,
遅くとも12月いっぱいで私大・国公立ともにある程度(完成などとは言いません)過去問演習に目処を立て,早ければ12月中旬,遅くとも1月からは目の前のセンター試験に集中できるような状態を作っておくのが理想でしょう。

そしてセンター試験が終わってから再び受験する大学・学部の本試験に向けて過去問演習を中心とした学習にもどしていくイメージです。

③私立大のみ受験

受験校の過去問演習をベースに学習を進めていき,
自分の手元にあるものをやりきった場合はさらに古い年度,同大学他学部の問題へと広げていけるような状態を目指し,実際に広げていきましょう。

過去問演習については前回と,11月の学習指針(受験生)で詳しく取り上げています。ご確認ください。

最後に

しつこいようですが最後にもう一度。

過去問演習をする際は”過去問で「学力を伸ばす」意識を持ちすぎない”ということを意識し,演習すると同時に「自分に足りないものを補う」作業を怠らないこと。

そしてこれからますます寒くなるでしょう。さらには,精神的にも身体的にも疲労が隠しきれない時期になってくるかもしれません。是非ともご自愛ください。

==================================

羽場雅希——Masaki HABA

首都圏の予備校・高校に出講。

誰よりも自身が文章と戯れることを楽しみつつ、受講生の誰もが理解でき、かつ汎用性の高い考え方を提供する授業に定評がある。