[現代文]「できる」につながる現代文の復習法【設問解答編】

こんにちは、羽場です。

今回は、現代文の復習に取り組む際に大切な意識や本文読解の復習法を解説した前回に引き続き、「設問の復習法」をご紹介します。

設問の解き直し


本文の再読、内容の確認をした後は設問の解き直しにも取り組んでみましょう。

「答えを覚えてしまっている」ことは気にしない

毎年のように寄せられる質問の一つに

解き直しって言われても、答え覚えちゃってるし…

というものがあります。
気持ちは分からなくもありません。そりゃ授業後すぐ見直したら、「問一の答えはロ! 問二はたしかハ!」のように覚えていることだってあるでしょう。

でも、現代文の復習をする際に答えの記号を覚えているかどうかは、効果的な復習ができるかどうかということとほとんど関係ありません。

現代文の解き直し方のポイントは解答のイメージが浮かぶかどうか

現代文の学習をする際に意識したいことの一つが「原則、選択問題は消去法に頼らない」ということです。
具体的にはどうするかといえば、

①設問・傍線部などから「解答のイメージ」をつかむ
②その「解答のイメージ」に合う選択肢を選ぶ

 

つまり、記述解答を書くようなイメージで選択問題も学習していきます。これってすごく重要なんですね。

この考え方のメリットは、試験時間内に早く解く際に役立つ、「解答力」を養うのに効果的だというだけでなく、現代文の復習をする際にも役立ちます。

 

設問を解きなおす際、「その問題を理解できているかどうか」を「正しい解答のイメージが浮かぶかどうか」で判断してみる。

 

そうすることで、答えの記号を覚えていたとしても関係なく学習を進めていくことが可能です。

 

ポイントを意識して解き直す

設問の解き直しをする際も、本文の再読をするときと同じように「学んだポイントを意識して」解き直すことが欠かせません。

例えば、傍線部説明問題について武川先生が解説したこちらの記事を読んだとします。

そうしたら、問題演習をするときにここで書かれていたことを意識しながら問題を解く必要がありますし、復習をする際にも「こういう部分に注目するんだった」「こんな風に考えていくんだった」ということを意識しながら解き直していくことが大切です。

文章を読むときと同じように、現代文の問題を解く際も「ただなんとなく」問題を解いていたのでは、なかなか成績が上がらないものです。意識するべきポイントを意識しつつ、考え方を身につけていく意識で臨みましょう。

 

答え合わせ→根拠の確認

このようなイメージで問題を解き直したら、答え合わせをします。
その時のポイントは、先ほども書いたように

正しい解答のイメージが浮かぶかどうか

ということです。

答え合わせをした際に「解答のイメージ」が正解の選択肢内容とズレていた場合、解説等を利用して「本文中のどこからそれが読み取れるのか」「なぜそこに注目するのか」「どうしたらそこに注目できるのか」を考えてみましょう。

この「なぜ注目するか」「どうしたら注目できるか」自分で考えるのは大変だと感じるかもしれませんが、参考書や授業で学んだ内容を思い出しつつ当てはめながら確認していくとよいでしょう。

 

語彙・知識の確認


文章を読み、理解していくためには語彙力の強化が不可欠です。

理解があやふやな語句を辞書で確認する

知らない語句や理解があやふやな語句に出会うたびに辞書で確認するという作業が欠かせません。

知らない語句だけでなく、「見たことはあるし知っているけれど,意味はあやふや」という語も辞書で確認してみることをおすすめします。

 

知らない語句はまだしも、「理解があやふやな語句」についてはスルーしてしまいがちかもしれません。
それでも丁寧に文章を確認して、理解があやふやな語句を見つけたら辞書を引くということを意識していきましょう。

前提となる知識の確認

現代文の学習に取り組んでいるうちに、「触れたことがなければなかなか理解しづらい」内容に出会うことがたくさんあります。

たとえば、

言葉より先に物や概念が存在しており、言葉を使ってそれらに名前をつけているのではなく、言葉があるからこそ物や概念を認識することが可能である。

という文を見た時に、こうした考え方に触れたことがあれば「はいはいはいはい」と思いながら読むことになり、触れたことがなければ「???」となってしまう可能性があります。

さらには、文章の中で「大作曲家たち」の例として「バッハ」「モーツァルト」「ベートーヴェン」が挙げられていたとしても、「バッハ」「モーツァルト」「ベートーヴェン」が作曲家であるということを知らなければ、これらが具体例だと気づくことも難しいでしょう。

「現代文の問題である以上、知識がなくても文章を 読んでいくことができなくてはならない」という意見も一理ありますが、読むための前提知識がなければ文章を理解しづらい/前提知識があれば理解しやすいというのもまた事実です。

 

語彙・知識の学習に活用したい参考書

文章内で出会った語彙や前提知識を確認していくのと同時に、参考書を用いてみるのも一つの手です。その場合、これまでEducational Loungeの中でも何度か触れていますが、以下の参考書を用いてみるとよいでしょう。

 

①イラストとネットワーキングで覚える 現代文単語 げんたん(いいずな書店)

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②現代文キーワード読解改訂版(Z会出版)

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③ イラスト図解でよくわかる! 現代文読解のテーマとキーワード(学研プラス)

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終わりに——「わかった」から「自分でできる」へ


前回の記事の初めに書いたように、現代文の学習で最も重要な意識は

「わかる」だけでなく「自分でできる」状態にする

ということです。

もちろん簡単なことではありませんが、今回の記事を通して紹介した現代文の復習手順をベースにして丁寧な学習を積み、文章や設問と向き合いながら、より充実した現代文学習を進めてもらいたいと思っています。


《まとめ》現代文の復習をする際のポイント

最後に、前回と今回にわたって紹介した現代文の復習の手順を箇条書きでまとめておきます。

  1. 学んだ「読み方」を意識しながら本文を再読する。
  2. 頭の中で理解・整理できない時は図式化する。
  3. 本文の要約にも取り組んでみる。
  4. 必ず、自分の理解を本文の解説と照らし合わせてみる。
  5. 学んだ「考え方」を意識しながら設問を解き直す。
  6. 「解答のイメージ」が正しいかどうかを確認する。
  7. 語彙・知識の確認
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