日本史の復習をより効果的にするために意識すべき「3つのステップ」

受験日本史は復習の質が左右すると言っても過言ではありません。
ここでは、学校や予備校で習った知識をなるべく長期記憶に残すための効果的な復習法を紹介したいと思います。

日本史の復習は「理解→暗記→演習」の3ステップが鍵

日本史の授業を受けた後の復習は以下の3ステップで考えてください。

  1. 理解
  2. 暗記
  3. 演習

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

日本史の復習の第一歩として、まずは「理解する」


覚えたのにすぐ忘れてしまうという生徒に話を聞くと

「理解をせず、ただ用語を丸暗記していた」

というパターンに陥っていた生徒が大半です。

用語の意味や因果関係を理解せずに覚えてもすぐに忘れてしまいます。

また、入試問題はただ用語を問うだけでなく、正誤判定問題や論述問題、初見史料などで日本史の理解度を試す問題も多く出題されます。

理解をせず、ただ用語を丸暗記していては、そのような問題に全く対応できません。
「理解をして、暗記をする」ことが大切です。

 

理解するために「自分で説明してみる」

日本史学習で「理解」をするための具体的な方法ですが、一番良いのは、「自分で説明してみる」ことです。
その際に説明できない部分が理解していない部分となります。

こうして理解できていない箇所を見つけた際は、

用語の意味が分からなければ用語集で調べる。
因果関係が分からない時は、身近に質問できる信頼できる先生がいれば質問しましょう。

質問できる環境にないときは、ネット動画や講義系参考書を用いると良いでしょう。

 

授業が終わったらその範囲の教科書を読んでみる

また、授業が終わったらその範囲の教科書を読んでみるのもおすすめです。

教科書の記述で分からないところがあれば、「自分で説明する」ときと同じような要領で調べたり、質問しましょう。

そうすることで日本史の理解度が向上するでしょう。

 

理解がある程度できたら「暗記する」


理解がある程度できたら、暗記に入りましょう。

理解だけしていても用語が頭に入っていなければ、受験には対応できないですから、暗記も重要です。
暗記のツールは様々ありますので、志望校に応じて1冊用意しましょう。

以下に列挙します。

難関私大志望
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国公立志望or共通テストのみ日本史を使用
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これらを何度も繰り返し暗記しましょう。
暗記は繰り返しが非常に大切です。

 

自分の理解度や定着度を測るために日本史の問題集を「演習」する

多くの受験生が「暗記」までで日本史の復習を終えてしまいますが、演習も非常に大切です。
問題集を最低1冊やりきりましょう。

演習をすることで、自分の理解度や定着度をはかることができます。
私の経験上、日本史の成績が伸びる生徒は必ず演習までしっかりやっています。

皆さんも日本史の成績が上がった先輩に続いてください。

おすすめの問題集も紹介したいところですが、皆さんの状況や志望校によって取り組むべき問題集が異なりますので、別記事で「日本史の問題集の選び方」を紹介したいと思います。

 

おわりに

冒頭でも述べましたが、日本史は復習が非常に大切です。

ただ丸暗記するのではなく、「理解→暗記→演習」のサイクルを確立しましょう。

定着が段違いに変わるはずです。

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