こんにちは。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のために小中高校、そして専門学校などの各種学校への休校要請が政府より出され、それにともない急に「長い春休み」を迎えた皆様、いかがお過ごしでしょうか。
3月の初旬は飲食店はどこに行っても空いていたことに衝撃を覚えました。さすがに3/15を過ぎた辺りからは人が戻り始めたような気がしますが、今でもどこか寂しげな雰囲気を感じます。
そして、中高生の皆さんは学校が休講になることによって勉強のリズムを大きく乱されることになったのではないでしょうか。学校や予備校で定期的に授業があることは一定の勉強量の担保になること、またその「当たり前」が無くなることで、自分で勉強のリズムを作り出すことの難しさを感じたのではないでしょうか。
学習関連コンテンツの様々な対応
Educational Loungeでも、羽場先生が参考書紹介の記事(リンクを〜)を上げていたり、また動画配信サービスが講義を無料開放していたりと、テクノロジーの進化によって様々なコンテンツが学校や予備校代わりに機能していたことには時代の進歩を感じましたが、それでも、皆さんのモチベーションを保ち続けることはなかなか難しいのかな、と思ったりもしました。
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勉強のモチベーションとは何か
さて、勉強へのモチベーションとは何なのでしょうか。
勉強は大事だ。良い高校、大学に行くために必要だ。しかし、そこで尽きるものなのか。世の中に出てその勉強は意味があるものなのだろうか、そんなことを考える人も多いのではないのかと思います。
私もあまり真面目な学生ではなかったのでそのように思っていました。
動画で考えた「学ぶべき理由」
こんなことを考えたのは、たまたまこの動画を見ていたからなんですね。
動画のタイトルはさておき、爆笑問題の太田光さんと今話題の講談師、神田伯山さんの番組です。アシスタントの弘中アナも可愛いですね(?)
お二方とも今は芸人で、直接的には学校の勉強が仕事に繋がっているわけではない。(少なくとも塾、予備校の講師よりは)
そして、学生時代はあまり勉強に熱心ではなかった(とは言えお二方とも大学には進んでいる)と自称されているが、「やはり勉強はやるべきだ」と述べている。
「目の前の勉強は確実に社会へと繋がっている」
例えば、動画の中でも数学が世の中に出て役に立つのか、と言う話題が出ている。
個人的には役立たない場面はないと言っても過言ではない。
ある人の行動、世の中の事象の理由を考えること、これは徹底して因果関係を追求する数学の訓練が役立つはずだ。
また起こされた文字が連なる文章の中における因果や対比、類比構造を抽出し、追い掛けること、それは英語や国語における読解という営みである。これは、相手が何を言おうとしているかをつかむというコミュニケーションの基本である。
そう、今目の前の勉強は確実に社会へと繋がっている。
そして、なにより社会に出ても勉強することは求められ続けるのだ。
だから、今目の前の勉強を、学校や予備校が休みになり自分で動かなくてはならないこの時期に取り組んでほしいのです。
今年は、こんなことを現代文の授業を通して伝えていこうと思います。
それでは。
首都圏、西日本の予備校に出講する現代文講師。
文章の情報構造を客観的に把握しつつ、その意味内容の理解に深く斬り込む授業に定評がある。
【note】https://note.mu/tkgwnohitorigoto