[世界史]文化史を克服する方法

記憶に残すために使いたい3つのツール

さて、うまく「流れ」を演出しながら文化史に取り組む重要性は述べた通りです。その上で、より「記憶に残す」ために推奨するツールを最後に紹介しましょう。

3つのツール
①図説・資料集
②マンガ
③高校倫理の参考書

 

記憶に残すためのツール ①図説・資料集

これらの重要性はいうまでもありませんね。

美術品や建築物など、視覚的な学習を普段から心がけてください。もちろん入試の図版問題にも強くなります。
オススメは『最新世界史図説 タペストリー』(帝国書院)
と『ニューステージ世界史詳覧』(浜島書店)です。

記憶に残すためのツール② マンガ

世界史の通史に関するマンガはたくさん出回っていますが、
文化史学習にピンポイントで役立つものは少ないと言わざるを得ません。

そんな中にあって、イースト・プレスの「まんがで読破」シリーズは大変オススメです。

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『神曲』、『社会契約論』、『資本論』、『罪と罰』など世界文化史でもおなじみの作品を漫画化したシリーズです。絵も新しくてクセがなく、一冊が長すぎず短すぎず、シリーズの出版点数も非常に多いといった長所があります。受験勉強の息抜きにもちょうど良いでしょう。

記憶に残すためのツール③ 高校倫理の参考書

世界文化史と内容的にリンクする部分が多く、きちんとした文化史理解をしたい学生に倫理の参考書はもってこいです。
オススメは相澤理先生の『大学入試 マンガで倫理が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)です。

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読みやすいマンガと詳しい解説文により、
高校倫理の内容が簡潔に理解できる一冊となっています。

世界史に登場する人物や思想を詳解したページは本編286ページ中、170ページもあり、ある種の「ハイレベル世界文化史参考書」と位置付けることもできるでしょう。

一度きちんと理解したものは忘れない

通常の世界史参考書では紙幅の都合で文化史の解説は簡単なものになりがちで、また学校や予備校の授業でも文化史に割ける時間はそれほど多くないのが現実です。
そのため、「分かったたような分からないような」のレベルで文化史学習が止まっている受験生が大半でしょう。

もちろん文化史にハマりすぎては世界史の受験勉強としては失敗ですが、「一度きちんと理解したものは忘れない」のも事実。

今回紹介した本などを参考にしつつ、
一歩進んだ理解を獲得すれば、
遠回りしているようで実は得点力アップの近道かもしれません。

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鈴木悠介——Yusuke SUZUKI[世界史]

予備校講師・参考書作家・予備校マニア・学参収集家。

著書『高校世界史をひとつひとつわかりやすく。』シリーズ(学研プラス)『世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250』(学研プラス)他。

鈴木悠介公式ホームページはこちら